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2006年07月01日
「地球のステージ」を見て
今日は、以前から、ぜひ名張に呼びたいと思っている桑山紀彦さんの「地球のステージ」を大阪国際交流センターまで、見に行ってきました。桑山さんを知ったのは昨年秋の朝日新聞、「紛争・貧困の地の子どもの映像コンサートを続ける医師」という見出しで、いわゆる人物欄に紹介がありました。国際ボランティアに従事し、その活動内容を講演する人たちはたくさんいますが、現地の子どもたちの様子をビデオやスライドに撮影・編集し、そこに、自作自演の歌を重ねて、ライブ・コンサート形式で平和や自由を訴えるというその特異な手法に、すごく興味が惹かれました。先方の事務局の方と、地元名張での開催について何度かやり取りしている中で、大阪に来ることがわかり、友人と見て来ました。
約2時間半のステージでしたが、誇張や脚色のない、事実だけを伝える映像やスライドと、桑山さんが現地で出会ったたくさんの人々の思いを込めた自作の歌に、圧倒され続け、感動で胸がふるえ続ける数時間でした。紛争や地震によって破壊され、がれきと化した街の中に遊ぶ、不思議な透明感のある子どもたち、彼らの無邪気な笑顔が印象に残る一方、自分はこの日本で何をやっているんだろう、もっともっとやるべき事があるのにと、恥ずかしくもなりました。
しかし、ステージの最後に桑山さんが話された、「自分のステージを見ていただいたからといって、傷ついた世界の子どもたちに何か支援をしてほしい、お金を集めてほしいということではありません。世界のあちこちで、今も、紛争や災害で傷ついている子どもたちがいるということを知ってほしいだけです。そして、ステージを見てくれた日本のみなさんが、元気を取り戻して生きてくれれば、それでいいんです」という言葉に、自分のやるべきことが見えたような気がしました。
また、桑山さんは、今日、ジャワの被災地の支援活動から帰国、飛行機で関空に着いたすぐのステージと聞き、その気力と体力にも驚かされました。ちなみに、桑山さんは、現役の医師、山形県で実際に週2日、診療を受け持っている精神科の勤務医です。同時に、年間200回ほどのステージをこなし、さらに、その間をぬって海外での国際支援活動を続けています。まさに、超人的!?な活動に、言葉がありません。あまりの過密、過酷なスケジュールに、ステージを依頼するのも、申し訳ないような気になってしまいましたが、名張の市民のみなさんに、特に、中学生や高校生のみなさんに、ぜひ彼のステージを見てもらいたいと思い、お願いしたところ、少し先になりますが、来年の3月24日・土曜日(あくまでも予定です)に実現する運びとなりました。
主催は、「ライブえ〜ど・ピースえ〜ど実行委員会」にお願いしますが、会場は未定です。詳細が決まり次第、お知らせしたいと思います。桑山さんの活動について、詳しく知りたい方は、ネットで「地球のステージ」を探してもらえれば見つかります。
わたしの稚拙な感想より、よく伝わるかと・・・
投稿者 boss_blog : 2006年07月01日 23:18