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2006年07月17日
缶コーヒー? ではありません
久しぶりに、気温が下がったねえ−ありがたい。こんな日もないと、真夏は体力がもたない。今日は、県政報告書の作成にいそしむ。間をぬって、菊田実さんが講師をされているフォトクラブ「光影」「和光」の合同写真展(リバーナ)へと、元議長の岩名県議が会長をされている三重県花植木振興会(サンピ伊賀)に顔出しする。
役所勤務時代に広報担当をやらされ、現像からプリントまで自前でやっていたこともあって、写真やカメラには、つい興味が惹かれる。そんなこともあって、写真展にはいつもお邪魔をしている。それにしても、みなさん完璧なまでに、お上手!ここ数年、写真に限らず、絵画やその他、いろんなジャンルのこうしたサークルの作品レベルが、素人ばなれしてきて、高くなっている。カメラというか写真は、意外と入口は簡単だが、奥が深く、やりかけてから壁に突きあたったりするものだけど、そんな気配もなく、見応えのある作品ばかり。ワタシも、やる時間があればなあ〜。(>−<)残念!
タイトルに上げたのは、boss(ボス)のこと。よく尋ねられる。事務所の名前を「タウン・サポート・boss/オフィス・キタガワ」としてますが、「なんで缶コーヒー?そこで一服できんの?」「あんたがボスのつもりかいな!?」「珈琲館の隣りやから?」と、よく言われる。すんませんねえ−ややこしいネーミングして。しかも、高齢者には、不向きなカタカナと英語の組み合わせ!何考えとんねん!と、怒られそうですが、これも、それなりにこだわりがありまして・・・。
“ボス”は、何をかくそう、ワタシが敬愛するアメリカのロッカー(備品ではありませぬ。音楽のジャンル)、「ブルース・スプリングスティーン」の愛称である。ワタシが、彼に出会った(当然ホントに会ったわけではない)のは、ちょうど大学を出て、就職した頃。洋楽好きのワタシの耳に、彼の曲が突然入ってきて、程度の低いわが日本の英語教育のお陰で意味は理解できないものの、「Oh!コレハ、タダモノ デハナイ」と感じ、すぐにレコードを買った。曲を聴いただけで、背中がゾクッとするところがあり、これは何かあるなと思い訳詩を読むと−−−ナルホド!こいつはあ〜すごい。背中がゾクッとさせられる意味がわかった。
彼の歌のほとんどは、アメリカのブルー・カラー、いわゆる労働者階級の人たちが主人公だ。登場人物は、みな一日中、工場や建設現場で働いている若者たちで、彼らの日常の様々な仲間との出来事や恋人をめぐる愛憎、家族愛などが語られ、たどりつくはずもない夢とどうしようもない失望感とが混ざり合って表現される。聴きようによっては、単なる青春の挫折感を歌ったもの、根暗な歌とも受け取れるが、実はそうではない。彼の歌の根底に流れるのは、「確かに俺達は今、挫折を味わっている。底辺にいる」「でも、俺達は決してこのままでは終わらない。必ず這い上がってみせる」という若者のポテンシャルなおもい、エネルギーであって、それは言葉を超えて間違いなくわたしたちに迫ってくる。そして、それが曲を聴いただけで、体に反応する訳で、背中がゾクッとさせられる理由でもある。(少なくとも年齢に関わらず、そうした若者特有の感性、感受性を持ち続けていればの話ですが・・・)
こんな事でワタシは、かれこれ25年近くも彼の大ファンを続けている。ファンであることに飽きたらず、最近は自前のバンドを率いて、彼の曲を演奏することまでやっている(もちろんボーカルはワタシ)。彼の歌のエネルギーを少しでも周りの人に伝えたいからだ。(間違いなく余計なお世話!)ビートルズやジョンレノンがいなくなった後、その時代の人々の生き方まで変えてしまうミュージシャンは、もうでないだろうと思っていたワタシの前に、「ブルース・スプリングスティーン」は突然現れた。そして、今も現役である。核廃絶運動に参加したり、ブッシュ大統領を痛烈に批判したりと、その反骨精神は健在である。しかし、残念ながら世界中で彼のアルバムは、発売と同時に1位になるのに(本国アメリカはもちろん、ヨーロッパでもロシアでも東南アジアでもオーストラリアでも等々)、なぜかわが日本では全く反応がない。新譜なのに、わが名張のネクワンでは注文せねば入荷しない!。 (>−<)なんでえ〜!やっぱ、英語力のなさか・・・、悲しい!!
いずれにしても、日本の若者よ、ロックをやりなさい!そして、へこみながらも、世間に大いに歯向かいなさい!それが、あなたたちの仕事です。そして、ついでに、というか、必ずやというか、政治にも口出ししなさい!それが真のロッカーです。(ちょっと自己陶酔気味ですが・・・)
そんなこんなで、ここの事務所は、「タウン・サポート・boss」と名付けた訳で、ここに集う仲間は、「チーム“ボス”」と言われている。ホントは、愛称なので、小文字のbossではないが、それこそ缶コーヒーと間違われるので、小文字のbossを使っているまで。 以上! それじゃあ、みなさん、“ボス”のファンである、ないに関わらず、気楽に遊びに立ち寄ってくだされ!!よろしく。
投稿者 boss_blog : 2006年07月17日 18:52
コメント
昨日は素景展、来てくださりありがとうございました(^^)
お会いできなくて残念でした・・・。
またなにかあれば、いつでも連絡ください。
ボクも「ボス」の様に、何かを感じてもらえる作品を作れるよう、頑張ります。
ありがとうございました。
投稿者 cin : 2006年07月17日 23:05
おおー、
洋楽好きの県議がこんなところにいらっしゃとは…
さて
一番好きなBOSSのアルバムは何でしょうか?
ベタですいません
私はBorn In the U.S.A.です。
投稿者 よろずや : 2006年09月21日 23:49
よろずやさん、コメントありがとうございます。「一番好きな」と訊かれると、意外と悩んじゃいますねえ〜。当然ながら Born in the USA は一番に挙げたいところ。しかし、初めて買った River も捨てがたいし、一人無人島に置いてけぼりをくうんなら トンネル・オブ・ラブ を持って行きたいところだし・・・。結局のところ、一番聴いているのは、大昔にエアチェックした1978年?ころのBBCライブ録音だったりするわけで・・・ちょっとマニアックですか、すいません。また、洋楽もののブログも書きますんで、よろしくです!
投稿者 ひろゆき : 2006年09月22日 23:52