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2006年09月07日
いやあ−どうして負けるかなあ〜
いやあ−どうして負けるかなあ〜、こういう日に。せっかく中日が負けている日に限って我が阪神タイガースは負けてしまう。なんと心のヤサシイ人たちか・・・。おっと、選挙の洗礼を受けるものが、こうした球団の好き嫌いを公言してはいけなかった。他の11球団のファンの皆様、今の発言はなかったことに・・・。
先日の産業振興調査特別委員会の報告で、まだ書きたらないことがあった。日程の午後に、シャ−プの誘致で潤っている多気町の長谷川町長との懇談会を持った。多気町は、平成7年にシャープが企業進出、併せて関連企業の誘致にも成功し、従来の3倍以上の税収をあげている超優良企業ならぬ超優良自治体だ(ちなみに、平成7年に7億円台だった町税収入は、平成17年度には24億円にまで伸びている。ただし、悪名高き交付税の減額によって残念ながら予算規模は大きくなっていない)。この町のシャープ工場は、亀山のような大型液晶テレビ(完成品)ではなく、小型中型の液晶画面(テレビやパソコンのいわゆるディスプレイ部品)だそうだ。いずれにしても、町税の半分以上が同社並びに同社関連企業で占めている。
最も関心のあったことは、当然ながら町の誘致戦略にあったのだが、意外とこれが肩すかしで、立地については当初、企業側からアプローチがあり、町側はその要望に添って受け入れ体制の整備を行ったにすぎないと言う。う〜ん、これは額面どおり受け取っていいものか〜。何か公にできない条件でもあったのか〜。素直な性格ではないので、ついつい詮索してしまう。
※ちょっと一服に名張川のフォト一枚を・・・っと。
何より、気になっていたのは、多気町の地理的条件。たとえば、伊賀市は夢ポリスをはじめ工業団地は、ほぼ完売状態だが、我が名張市は、滝之原工業団地が全く張り付きも無し。県の企業誘致の担当者と話せば、「いやあ〜北川さん、名阪国道から20〜30分ありますからなあ、この差は大きい」などど言う。しかし、多気町は車で名古屋から1時間30分以上かかる上に、有料道路である伊勢自動車道を利用しなくてはならない。さらに、電車の便はいたって不便なところ(地元の皆様ごめんなさい)。企業にとって決してアドバンテージが高いところとは思えない。
「輸送コストが非常に重要な企業にとって、ここが地理的にハンディだという議論はなかったのか」と、お聞きした(もちろん本来行政にでなく当該企業に尋ねるべきQ!)。長谷川町長曰く、「そんな次元の話は一度もなかった」と。逆に「この位置だから土地単価が安いというメリットが出せた」とのこと。このイニシャルコストとランニングコストとの関係は単純に判断できない。名張は当然土地単価的には高い。しかい、逆に言えば、少なくとも名阪国道からの距離というハンディは、土地単価を下げてやれば十分だということでもあるか。研究の余地多し。
投稿者 boss_blog : 2006年09月07日 23:16