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2006年09月18日
「敬老の日」です!
今日がどうやら正式な「敬老の日」らしい。最近は、昔の暦からは随分とずれて祝日が設定されるので、わかりにくい。というか、そういうことに頭が対応できなくなってきたというのが正しいかも・・・。きっとノウミソが硬くなってきたせいだ。というわけで、敬老の日、本番ということで、今日もいくつか敬老会で地域をまわらせていただいた。年々、驚かされるのが、かつて新興住宅地と呼ばれた地区に伺って、敬老会の対象者が非常に多いことだ。どこも会場が小学校などの体育館になっていて、200〜300人の方が来場されている。こうした住宅地の高齢化が進んでいることが、数字でなく事実として目の前に存在することがよくわかる。
少し前の新聞の記事で、参考にしたい記事があった。熊本県産山村というところでは、村内の小学生は4年生になると、全員が村の社会福祉協議会から「子どもヘルパー認定証」が発行され、文字通り、ヘルパーになるそうだ。年数回にわたって、特に一人暮らしのお年寄りの家庭を訪問して、草刈りや窓拭きのお手伝いをしたり、話をしたりする。地域のお年寄りには、大変好評だそうだ。
世代間交流が叫ばれて久しい。もちろん、昔のように二世代、三世代が同居しているような家族構成であれば、こんなことは必要ない。しかし、一気に今の核家族社会が解消されるわけではない現状を考えると、必要な手だての一つに違いない。しかも、ただ、地域のお年寄りが喜ぶということに留まらず、子どもたちへの教育的効果も期待できる。「街を歩いて地域を知る、覚える」「挨拶の仕方や会話の仕方を学べる」「働くことや困っている人を助ける心を養う」などなど。
一方で、高齢者への介護のあり方という点で、今日の朝日新聞の社説が一石を投じている。「夢のみずうみ村 山口デーサービスセンター」というのが紹介されていて、そこでは自分でできることはすべて自分自身でやらなくてはならず、建物もバリアフリーではないという。要介護度の改善がセンターの目的であり、職員はどうしても必要な時だけに手を貸してくれるそうな。単に物理的に手助けをするということと、手を出さずに自立を助けるということには、同じ助けるといっても大きな差がある。難しいもんですなあ−。
投稿者 boss_blog : 2006年09月18日 21:30