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2006年09月21日
帝国の逆襲!?
明日から議会が始まる。間は、いくつか空くとしても、おおよそ3月末くらいまではカナリ立てこんでくる。自分の選挙準備もしなくてはと考えると、ちょいとキツイねえ〜。まあ、がんばるっぺ。今日は、議会前ということで諸々準備に追われた。
マスメディアは、安倍新総裁誕生一色だ。小泉さんという、ある種、モンスターの後を受けての総裁だけに、本人もやりにくいだろう。当人のプレッシャーを思うと同情するねえ。そういえば、この間読み終えた安倍さんの書いた「美しい国へ」の感想を書くと約束してた。
感想?う〜ん、伊藤たかみさんの「八月の路上に捨てる」と違って、こちらの感想は書きやすい。巷での批評、批判どおりではないでしょうかと。ほとんどが、精神論的な話ばかりで中身といって中身らしいものはなかった。ただ、本人のバックグラウンドというか、原点というか、そういう部分はよく知ることができた。
※ちょいっとフォトにて一服、勝手神社から見た名張川付近
彼の祖父は、かの有名な岸信介元首相であり、その祖父が安保闘争や戦犯問題などで、当時のマスコミや反自民勢力から責められ、悪の権化のように罵られてきた、その姿が、彼にとってのある意味、原風景となっている。その時代に打倒すべき対象物とされた自分の祖父の存在、そして、今は、その祖父を打倒しようとしたものたち、そのものたちが持っていた価値観こそが、彼にとって打倒すべき相手なのだと。
なんか、「美しい国へ」というタイトルとは、ほど遠い、復讐劇?、スターウォーズ「帝国の逆襲」レベル!?・・・。しかし、そんなことよりも気にかかることがある。こんな安倍さんでも、十分に人気はある。そして、それはある意味、日本の、特に若い人たちを中心に価値観が大きく変わろうとしていることを示している。どこかの新聞の論調にもあったが、団塊の世代を中心に、50代〜40代の世代が突き破りたいとブチあたってきた価値観や世界観が、今度は、次世代にとっては、守るべき価値観、世界観になってきている。50代〜40代は、すでに若者にとって、打ち破られるべき体制側になってしまったのか・・・。
ナショナリズムや歴史観、平和のあり方や教育のあり方など、今一度、日本人一人ひとりが、逃げずにきちんと議論しあうことが必要かと。ムードだけで流れていく、流されていくことだけは避けたいと思う、今日このごろ・・・。
投稿者 boss_blog : 2006年09月21日 22:32