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2006年09月30日
アメリカ映画は懐が深い!
めっきり秋らしくなった。空の青さや雲の様子が夏空とは随分違う。こうした四季の移り変わりは毎年繰り返され、体感しているはずなのだが、その都度、新鮮さを感じてしまう。不思議なもんやねえ〜。昨日は、すみません。サボタージュです。夜の会合があったので、あしからずお許しを。
今日は午前中は、よさみ幼稚園の運動会に出席、午後は津にて民主党の会合に出席、夜は地域の防災会議に出席した。よさみ幼稚園はワタシの子どもがお世話になった園でもある。運動会や発表会には、必ず出席させてもらっている。訪れる度に、当時の自分の子どもの様子を思い出す。あのころは一番可愛かったなあ−。いまじゃあ、オヤジはウザイだのクサイだのヤカマシイだの・・・。運動会に参加の保護者のみなさまがた、可愛いのは今のうちだけ。今の瞬間を大切に。そのうちとんでもなくヤラレちゃいますからお気をつけを・・・。そういや子どもも今年は成人式かあ〜。早いもんやねえ−。
マスコミの安倍新内閣誕生の話題も少し落ち着いてきたか。ワタシにとっては、阪神VS中日の首位攻防戦の方が大切。しっかし、今日は負けちまいました。残念! 内閣の入れ替わりの中で、あまり大々的には取り上げられていないが、個人的には新旧法務大臣の対応の差がおもしろい。旧の杉浦大臣は、任期中、死刑執行のサインをしなかった異例の大臣。かたや長勢新大臣は、「厳正に執行する」と明言している。
大臣としての職務としてどう見るかはちょっと横に置いておいて。死刑のあり方についての議論は、あまり日本では活発に行われているようには思えない。そもそも刑罰には、懲罰を科すという意味合いから、犯罪者の更正のため、犯罪の抑止力にもなるといった、多面的な意味合いが含まれる。ただ、死刑は特別な刑であり、当然更正的な意味合いは成立しない。
ヨーロッパの国々では、死刑を廃止したところが多い。世界的にみても、死刑を存続させていない国の方が数的には多くなっている。しかし、1981年に死刑を廃止したフランスでは、最近その復活を望む声があがっているとのニュースもあった。死刑制度が持つ抑止効果というものは、実は充分に検証されていないままだ。結局は、「他人の命を奪ったものは、自らの命でもってしか、償うことはできない」という論法のみが唯一の死刑存続の理由となっている。ワタシも、その通りだと思う。特に、先日死刑判決が出た奈良女児誘拐殺害の小林被告人なんぞは、許し難い。死刑でも足らない気がする。
とは、書いたものの、一方で、冷静に見なくてはならない部分もある。よく問われるえん罪の問題だ。松本サリン事件の際の河野さんの件は、記憶に新しい。ムードや怒りだけで突き進むと物事の本質を見誤ることもあることを忘れてはいけない。「人は過ちを犯すもの」。これは、裁かれる犯罪者に限ったことではない。裁く方の人間にも当てはまること。人は神ではない。100%ということはありえないことを頭のすみに置いておかなくてはならない。人が人を裁く事には、どこか限界があるとも言える。
そういう意味で、死刑制度について随分考えさせられる映画があった。ハリウッドの娯楽映画なので、気楽に楽しんで見られる。2003年 の作品で、アラン・パーカー監督・製作、ニコラス・ケイジ製作の『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』だ。ケビン・スペイシーとケイト・ウィンスレット(あのタイタニックのヒロイン)が出ている。サスペンス風で、最後まであきさせない作りだ。中身を書いてしまうと、見ようと思われる方に申し訳ないのでやめときます。ラスト5分は、ショッキングですよ。死刑に対する考え方が変わります。是非とも、ご覧を!
ダソク・・・娯楽映画でありながら、社会問題も提起する。アメリカ映画の懐の深さを感じますなあ−。
投稿者 boss_blog : 2006年09月30日 23:03
コメント
うちの子供もよさみ幼稚園でした。
あの頃は、本当に可愛かったです。
あれから約10年・・・
できれば、あの頃に戻りたいです。
独身時代なら もっと良かったかも!
投稿者 イベント総裁 : 2006年10月02日 18:41
イベント総裁様 コメントありがとうございます。ちなみに、“あの頃”や“独身時代”には戻れませんが、“独身”?には、戻れますよ・・・。
投稿者 ひろゆき : 2006年10月02日 21:06