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2007年10月29日
秋祭りも終わって・・・ 写真もあるよ NO.355
本日は、予算決算常任委員会。来年度の当初予算に向けての基本的な考え方を各部局単位に説明を受ける。前年度決算を十分に審議し、同時に来年度予算のあり方に反映をさせていく。こうした議論を活発に行うため、この時期は、予算決算常任委員会が連続的に開催される。特に、今年は、来年度の予算編成方針が打ち出されるこの時期から、各分科会(ワタシは教育警察分科会)に分かれて詳細調査を行う。基本的な考え方のみが示されただけで、詳細な個別事業まで明らかにされていないこの段階で、分科会に分かれての議論は、難しい一面もありますが、そこはチャレンジ精神一杯の三重県議会、試行錯誤の中で、またいい方向性が生み出されることと・・・。
本日後半は、道州制検討会の拡大勉強会として、中央大学法学部の今村都南雄教授に講演をいただいた。前回の勉強会では、道州制推進の旗振り役でもある経団連の井上氏に講演いただいたが、今回は、逆に、慎重論派の今村教授にお願いをさせていただいた。今の段階では、道州制に賛成だ、反対だ、ということではなく、道州制の問題をいろんな角度から捉え、課題や論点を整理するという方が大切だと思う。そういう意味で、今村教授のお話は大変勉強になった。教授のお話は、10/22の自治研での講演と同様に、広域性よりも基礎自治体充実の重要性、並びに、都道府県合併による広域自治体のあり方などの持論を前回と同様に展開された。
区域を拡大してまで、こなさなければならない広域的な課題というものが果たしてそれほど実際にあるだろうか。そのことより、基礎自治体の補完性を充実させることの方が遙かに今は重要だという教授のお話は説得力がある。ただ、今の国と地方の関係の中で、完全無欠な基礎自治体というのも完成しがたいような気もする。どこかで、国と地方の関係を大きく転換させなくてはいけないようにも思いますが・・・。
道州制の議論は、意外にとらえどころがなく、難しい。分権改革の延長線上に捉える見方もあれば、一方で、行政の効率化の延長線上で捉える見方もある。従って、賛否も、その捉え方によって大きく分かれる。国と地方との力関係から言うと、分権改革の延長線上を望むには無理があるかも知れない。霞ヶ関が簡単に自分たちの権限や財源を手放すとは考えにくいから。しかし、逆に、三位一体改革(改悪)のように、分権推進という仮面を付けて、本音は国の財政再建の手段として、道州制を活用(悪用)しようという可能性も否定できない。そして、その面では、一気に道州制議論が加速するかも知れない。その時、わたしたちはどう対処するのか。今、この段階での取り組みが大切だと思う。
活動報告で〜す!!
10/28
・名張市老人会連合会趣味の作品展(ふれあい)
・国津フェスティバル(国津ふるさと館)
・名張秋祭り(写真にて)
※宵宮(27日夜)は、裃(かみしも)を着てまちなかを練り歩きます。写真はワタシ。ちょっとピンボケ、あしからず
※平尾のおみこし、なかなか勇壮です
※子どもみこしも各町から出ています
※新町の太鼓台、重量級です
※みこしの上で太鼓を叩くのは子どもたち
※町内唯一のだんじりをひく本町
※笛や太鼓を奏でるのは子どもたちの役目
※栄町のおみこし
※松崎町のおみこし
※上八町のおみこし
※えべっさんでお馴染み、鍛冶町の七福神の舞
ぜ〜んぶの御神輿を撮影出来たわけではないので、ご紹介は一部の町だけです。あしからず、ご了承を。
投稿者 boss_blog : 2007年10月29日 21:51
コメント
道州制について
竹中平蔵氏が面白い見方をしています
>地方分権に反対する役人たちが道州制をやるべしと言い出したが、それは道州制を議論すると進まなくなるから。だから私は、当時の安倍官房長官に、道州制の議論に絶対に乗るな、地方分権が先だ!と強く言った。
http://suguri-tsu.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_1a9b.html
竹中、エライ!
投稿者 三重県よろずや : 2007年10月30日 04:50
よろずやさん、ありがとうございます。竹中氏の話、参考になりました。自民党内でも、議論が活発に行われているように聞きます。自分たちの権限がなくなるような話を国会議員や役人が積極的に取り組んでいるのも奇妙な話。やはり、道州制も三位一体改革と同じ道をたどるのでしょうか・・・。
投稿者 ひろゆき : 2007年10月30日 15:59