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2008年01月21日
やっぱ、積もっちゃいました! NO.411
やっぱ、積もっちゃいました。我が家の玄関です。朝は、何とか駅までたどり着いたものの、近鉄線のダイヤが乱れていて、乗りたい電車が来ない!!! いつもより早めに出たのに、結局、会議予定の30分遅れ。皆さん、ご迷惑をお掛けしました(でも、青山から東は雪などナッシングでした。ウソみたい)。
今日は、午前中に道州制検討会の分科会を開催。今回が6回目、年度末も近くなってきたので、いよいよ報告書のまとめに入りましたが、コレがなかなかまとめにくい(一応、分科会長でありまする)。以前にも書きましたが、道州制については、それぞれが抱くイメージが異なっており、にもかかわらず、それぞれのおもいで、「反対だ!」「賛成だ!」と意見が飛び交ってしまうものだから、議論がかみ合いにくい。
とりあえず、議論の入り口で、反対だ賛成だは、やめてもらって、望むと望まざるにかかわらず、道州制導入というのが、やってくるかも知れない(東海地震のようなもの、かなりの確立でやってくると説明していますが・・・)、その時に、三重県として、三重県議会として、三重県民として、どう対処するのか、その時のために、今から、十分議論をしておきましょう、問題提起をしておきましょう、というスタンスまでは共通認識になってきたように思います。現段階では、こんなあたりまででしょうか。
同時進行の第2期地方分権改革の議論も、気になるところですが、限られた税収を今の3層制(国+都道府県+市町村)の枠組みを維持したままで、分配しても、自ずと限界があるように思う。果たして、分権などと言う論法で地方に十分な財源や権限がくるのだろうか。今の頭でっかちな中央集権的な国のシステムを、変えないと、地方にお金はまわってこないのでは、そんなおもいが最近してなりませんが(市町や県は、貯金も使い果たし、ピーピー泣いているのに、隠し金、埋蔵金なるものが国にはあるらしい!?)。ただ、いただいたコメントにもありましたが、道州制では地方がまとまらない、という霞ヶ関のオモウツボにハマっていくのもシャクに障るところ。なんとかならないものか・・・。
午後からは、たまたまですが、その「第2次地方分権改革」に関するセミナーがあったので勉強に出向く。講師は、北海道大学大学院の人見(ひとみ)剛教授。教授によると、昨年11月に発表された地方分権改革推進委員会の「中間的な取りまとめ」の中で、ポイントとなるのは、国の地方自治体に対する様々な義務付け・格付け、関与の見直しと条例制定権の拡大だと言われる。
先の地方分権一括法では、機関委任事務は廃止されたものの、国は、省令や政令を駆使して、地方自治体に縛りを逆に強くしているとのこと。第2次の改革では、現在、国が縛りをかけている事務のうち、一定の指標を使って必要性が認められないものを廃止させるとともに、どうしても義務づけや格付けを残す場合は、地方自治体の条例によって法令の「上書き」が可能となるようにすると言うもの。このことによって、地方自治体の自主性を強化し、自由度を拡大していくのだそうだ。ただ、そうしたことに対応するだけの人材を地方自治体は確保していかなくてはならないとのこと。言うは易し、行うは難しという感じがこちらもありますなあ〜。
※地方分権セミナー(三重県自治会館)
投稿者 boss_blog : 2008年01月21日 20:59