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2008年02月04日

たまには、ポカポカ陽気もあっても・・・NO.423

 今日も一日、寒かったですねえ。近頃、お天道様もテンとお目にかかりません。たまには、ポカポカ陽気もあってもいいいのではと。まあ、こんな日は溜まっている事務処理を一気にこなすにはいい日和。せっせと頑張りましょう。先日の研修レポートの続きを。

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由布院温泉観光協会の役員の皆さんとの懇談会から

 何よりも驚いたのは、協会長さんをはじめ役員の皆さんが圧倒的に若いこと(しかも、協会長さんは女性である)。30代40代が中心だ。もちろん、どの地域にも家業を継いでいる若者はいることだろうが、地元の観光協会の役員を担っているということは、それだけ若い世代の発言力がある街だと言うことだろう。それだけでも、この街に魅力を感じてしまう。

 彼らが曰く、自分たちの親の世代から「どうやって子どもを残していくか」という視点で、街づくりがスタートしていたそうで、だから、横のつながりが強く、また同時に、世代交代もうまく進んでいるのだと(働く場も多いそうだが実態まで訊けませんでした)。家族、地域が一体となった人づくりが今の若い世代を地域に残し、活力を呼んでいるのだと痛感した。一朝一夕に出来ることではない。地域が積み上げた遺産とも言うべきか。うらやましく思えた。

 小規模点在型の温泉旅館が多いこの地では、大勢の客数には対応できないが、逆にそれを強みに考え、地域にふさわしいあり方を模索してきた。自然や景観を守るとともに、お客様の満足は街との出会いにあると考え、街の中に滞在の仕掛けを施す手法に取り組んできた。客の囲い込みすることなく、宿の外へ、すなわち街に案内する。街のギャラリー、カフェ、土産物屋・・・。

 役員の皆さんは、口をそろえて、私達は誘客、集客を実は考えていないと言い切る、街が魅力的かどうか、だけを考えてきた。それは、環境であり、また、住み良さであり。テーマパークではなく、村社会に招く、そんな思いで取り組んでいるのだという。農家と料理人をつなげていく食のシンポ、牛喰い絶叫大会、映画祭、音楽祭、アート・フォーラム、辻馬車事業、由布院ブランドの明確化、オリジナルの企画商品の開発、などなど様々な企画を成し遂げる中で、街自身が彼ら若い世代とともに成長しているイメージを持った。

 「住み良い街こそ、いい観光地!」そして、「自分たちの子どもにも、様々な体験を通して街を記憶に残させ、次の世代も住み続けてくれる持続可能な観光地にしたい」と言う彼らのメッセージが、心に響いた。それにしても、昼食も含めて滞在時間が3時間弱、せっかく有名な由布院に初めて来ながら、湯も味わえず次の研修地へ移動。また、家族ででも来るかなあ〜。

投稿者 boss_blog : 2008年02月04日 23:30

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