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2008年03月24日
新たな出発 と 幕を閉じるもの NO.449
↑↓ 竣工式を迎えた「KOBOれもんぐらす」
昨日は、朝から「KOBOれもんぐらす」の竣工式。うぐいす台の作業所から、新しく松陽台の一角へ。スペースも広くなり、パンを焼く設備も新しくなった。障がい者の働く場を築き上げてきた乗川所長はじめ、多くの関係者の皆さんの努力が実って今日の竣工式を迎えた。感無量かと。少し先には、喫茶コーナーも設けたいとのこと。是非、実現してほしいと思う。奈良の水間峠に抜ける道の途中に、障がい者のみなさんが働く喫茶店があり、以前は、よくお邪魔した。接客も障がい者の皆さんが対応してくれる。店に入るといつも、気持ちがなごみ、やさしい気分になれた。現代社会に生きている人間の性(サガ)か、そこを訪れるたびに、やけに尖ってしまっている自分に気付かされる。きっと、「KOBOれもんぐらす」も、訪れるすべての人が安らげる、素敵な空間になってくれると思う。
三重県の障がい者雇用は、目を覆いたくなるほど低いレベル。全国ワースト3から、ワースト1にまでなってしまった。まあ、1.8%という雇用率目標も、どうかという点もありますが、言うまでもなく、共生社会とはかけ離れすぎ。働く場所、生活の場所、あらゆる空間、居場所が違う社会になっている。お互いの密接感がないところに、いい人間関係も生まれないし、ましてや、雇用関係など築かれないのでは。社会のファースト・ステップである、教育の現場(幼稚園、保育所、小中高)ですら、居場所が同じになっていない。まずは、ここから流れを変えていく必要があるのでしょう。
一方、午後からは名張市立長瀬小学校の閉校式に出席。新たにスタートを切るものもあれば、静かに幕を下ろすものもあり、ということころでしょうか。山間部の小規模学校だけに、少子化の波を最も強く受けてしまった長瀬小学校。この3月31日をもって閉校することになり、今日の式典を迎えた。ワタシ自身は、高校や中学校と違って、地域の精神的な柱である小学校は、可能な限り残していくべきだと思ってきた。長瀬地区の皆さんも同様の気持ちだったと思う。しかし、一方で、ある一定の規模の集団の中で、教育を受けさせたいと願う保護者の皆さんの思いも、重要な視点。特認校制度などにもチャレンジいただいたが、十分な成果が生み出せず、結果として、地域の皆さんがた自身が苦渋の決断をされた形になった。あとは、子どもたちが移ることとなる比奈知小学校の受け入れやスクールバスの運営維持等の課題に対処したい。
竣工式や総会開催など、お祝い事への訪問が多いので、普段は、「おめでとうございます」と入室させていただくのだが、「閉校式」と聞くと、どう言っていいのか戸惑ってしまう。思わず「今日は残念ですねえ」・・・」と口をついて出てしまったが、「今日は、明るくやりますから」と笑って応じてくださる役員の皆さんの姿に、こちらも「ホッと」したところ。長瀬小学校は、永岡茂之元市長を生んだ地であり、また、現職の永岡禎市議、芝博一参議院議員を育てたところでもある。卒業生は、83年間の歴史の中で、998人というお話なので、なかなか少数精鋭、優秀な人材、人物を輩出してきた学校だ。
学校の跡地利用は、これからの議論と聞く。地域の皆さんが、地域のためにどう活用していくか、考えていくことに。83年の長きにわたり、数多くの人々が学び、巣立っていった場所なので、長瀬という地域を愛し、地域の人々を愛する魂がきっと宿っているに違いない。その魂を受け継ぎ、引き続いて地域の精神的な柱となるような活用になればと心から願う。
↑↓ 閉校式を迎えた名張市立長瀬小学校
↓ 同校の卒業生でもある芝博一参議院議員も駆けつけ、あいさつに。(拡大で画質が悪くすみません)
その他の活動報告
3/24
・アドバンスコープFM審議会
・名張地区戦没者慰霊祭(宇流冨志祢神社)
・ABSURD2008 スプリング サマー コレクション(アスピア)
・平野奈美子絵画展(ギャラリー閑)
3/23
・「KOBOれもんぐらす」の竣工式
・名張都市計画事業 中央西土地区画整理事業 竣工式(名張市役所)
・名張市立長瀬小学校閉校式
3/22
・滝之原土地改良区定時総会(滝之原公民館)
・青蓮寺用水土地改良区総代会(伊賀市農村ふれあいセンター)
投稿者 boss_blog : 2008年03月24日 16:35