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2008年03月26日
中間報告が続々と・・・ NO.450
昨日は、朝から代表者会議に出席をして、道州制検討会の成果を報告。その後は、議会運営委員会、午後からは会派総会と勉強会に。
道州制検討会でまとめた報告書は、先般の全員協議会でも説明したところ。ここに、道州制分科会(地方財政制度分科会もあり)の報告書を貼り付けておきますので、興味のある方は、お読みください。
道州制検討会(道州制分科会)報告書Download file
以前にも書いたように、議員間でも、かなりの温度差があり、まとめるのに苦労しました。望むと望まざるに関わらず、近い将来にかなりの確率で、この道州制の導入が実現するかも、という前提で、その時のために、今から問題意識を共有し、想定される課題、問題点の整理をしていきましょう、というスタンスで議論を進めました。そのため、積極的に道州制導入を推進したい人にとっては、あまりにもユルイ、物足りない報告書になっているし、一方、道州制導入反対、もしくは、慎重論の人にとっては、議論自体が相手の土俵にのっていくものと警戒感があり、この報告書もあまり好意的には受け取られていない。
ワタシ自身は、以前にも書いたように(詳しくは、右のカテゴリーの中の『J・二元代表制のもとで+道州制議論』をお読みください)、今の格差社会や地域経済の疲弊を改善し、活力ある地域をつくるには、道州制が有効だと思うし、真の地域主権の社会を実現するのにも、道州制の導入は欠かせないと思っている。しかし、その実現には、国民世論の強力な後押しがないことには、始まらない。この議論に対して、どれだけ国民の関心を喚起し、問題意識を共有できるかが、大きなポイントになると思う。自分なりに研究していきたい。
注目されていた道州制ビジョン懇談会(道州制担当大臣の下に19年1月に設置された。座長はPHP総合研究所代表取締役の江口克彦氏)の中間報告が発表され(3/24)、また、日本経済団体連合会の「道州制の導入に向けた第2次提言−中間とりとめ−」も出されたところ(3/18)。さらに、自由民主党道州制推進本部が策定中の第3次中間報告も5月頃には提示される見込みと聞く。タイミング的にこれらの提言提案を先の道州制検討会にて議論することができなかったことは、大変残念なこと。20年度においても、三重県議会として、検討会を継続していただくか、勉強会レベルでもかまわないので、研究、議論の場を確保してほしいところです。
本日は、事務処理等を中心に整理。
投稿者 boss_blog : 2008年03月26日 19:16