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2008年07月07日
梅雨明け間近!? NO.508
梅雨明け間近でしょうか。西から梅雨明けの地域がでてきましたね。例年よりかなり早そうですが、少しでも大雨のリスクが少なくなるという点では、いい面も。もち、水不足は困りますが・・・何事も中庸が・・・。
本日は、救急医療体制調査特別委員会の県内調査で、伊勢の山田赤十字病院、津の三重大学医学部付属病院を訪ねました。両病院とも、ワタシ自身は、一昨年の県立病院民営化検討会、昨年の県立病院調査特別委員会等を通じて、数度訪問させていただいている。
山田赤十字病院は、県内屈指の勝ち組NO.1の医療機関だ。この医師不足、看護師不足の中で、医師数の増、看護師の7:1配置を実現しているのは驚異的。地域の医療期間への紹介率、逆紹介率も、ともに80%を超える。役割分担、すみわけも定着してきている。後期研修の医師も今年は9名も確保。3次医療を中心とした充実した医療環境が、特別な研修プログラムを企画せずとも研修希望者を集めている。赤十字のブランドがなせる技か。23年度には移転新築を予定している。なんともうらやましい。もちろん、民間事業者としてのシビアーな経営があってのことと想像されますが。。そんな環境でも、昨今のコンビニ感覚受診には閉口しているようだ。
三重大学では、三次救急を担当する救急部の医師からの切実な声を聞かせていただいた。「医師を増やせば救命救急センターができるという簡単なことではない。救急医は、長時間労働と医療事故に起因する医療訴訟におびえながら、必死に闘っている。初期救急、2次救急、3次救急のすみわけを、県はもっともっと真剣に県民に訴えてほしい。医療訴訟のバックアップも、医師個人や病院に任せず、県行政も担うべきだ。このままでは、モチベーションが下がるとともに、誰も救急医をやりたがらない状況にある」とのこと。医療政策、医療行政における県の姿が見えません。
投稿者 boss_blog : 2008年07月07日 23:45