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2008年08月30日
ともに生き、ともに学ぶ NO.546
※「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会
今日は、終日、「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会に参加させていただきました(津アストプラザ)。精神科医の石川憲彦さんの記念講演「特別ではありません・高校進学!」を聴かせていただいたのちに、分科会にも参加させていただき、じっくりお話を聞かせていただきました。ご承知のように、小中学校では、「ともに学ぶ」という環境が、少しづつではありますが、実現しつつありますが、高校となると、入学選抜制度をはじめ、まだまだ厚い壁が立ちふさがっています。三重県においても、昨年から、北勢を中心とした特別支援学校の生徒増を契機に、特別支援教育や特別支援学校のあり方が大きな議論となっています。
今夜は、あまり時間がないので、詳細はまたの機会にしますが、地元三重県の石薬師高校の事例発表は、大変勉強になりました。知的障がいの生徒さんを受け入れてきた3年間のプロセスの中で、当初の不安や懸念はいつしか消え去り、ごく当たり前に、何の問題もなく、何も変わることなく、その生徒さんが存在し、仲間達とともに卒業を迎えていく様子は、わたしたちに一歩踏み出す勇気を与えてくれるものでした。ただ、卒業後の就職がままならない厳しい現実もあらためて認識させられ、問題解決が簡単でないことも感じさせられました。
2010年を目途に、この石薬師高校には、特別支援学校の併設が県教委において計画をされています。障がいのある子どもさんが、全日制の普通科高校へ進学できるという道がかえって閉ざされてしまわないかと心配する声も聞かれました。今日までの取り組み、蓄積が「ともに生き、ともに学ぶ」ことを目指して、最大限に活用されることを望みます。
投稿者 boss_blog : 2008年08月30日 22:19