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2008年09月14日
特集!? 松明の道を歩く NO.556
赤目町一ノ井に760年前から伝わる奈良東大寺二月堂への松明調進行事(名張市の無形文化財・3月12日に行われる)。その松明道の全行程を、昔ながらに歩こうと、調進行事を支える「春を呼ぶ会」が企画した「歴史街道 体感・松明調進の道 〜松明調進の道全行程歩行」のイベントに参加してきました。全行程32.5キロ。ほとんどが、峠道を含む山道ばかり。3月の行事の際は、時間的なトラブルで儀式に影響があってはと、一部の行程で車を使いますが、今回の催しは、文字どおり全行程を徒歩で行進します。
車も電車もない時代は、みんな、こうして歩いて奈良や伊勢に行っていたわけですが、便利さに慣らされた現代人にとっては、かなりきつい行程。ここ、半月ばかりは、仕事の合間をぬって、4〜50分ウォーキングをして、自分なりにトレーニングしてきましたが、体力不足は否めません。ただ、他の催しの関係で、残念ながら途中で名張に戻らなくてはならず、ある意味、行けるところまで頑張ってみようという感じでスタートしました。さて、どんな道中となりますやら。
※午前3時に起床。午後4時には、集合場所の名張市役所前へ。さすがに、真っ暗です。
※起点となる赤目町一ノ井の極楽寺にて、安全祈願。
※午前4時40分、いよいよ出発です。天候よし、体調よし。すべてよし! ちと、眠気顔ですが・・・
※極楽寺をスタート!参加者68名、スタッフ約20名、総勢88名の行進となりました。
※最初の難関は、笠間峠までの山道。このあたりは、3月の調進行事でも歩くところなので、余裕々々。時刻は、5時台。真っ暗な山道を想像しましたが、すでにうっすらと明るさが。
※笠間峠を登りきり、いつもの場所で休憩。すっかり空も明るい。
※ここからは、峠の下り道。まだまだ、みんなの表情にも余裕が。
※途中で「松明の道の道標」を設置。
※奈良県の笠間の皆さんには、いつも応援していただいている。元気がでます。
※県境を歩いているので、三重県、奈良県を何度も行ったり来たり。
※体力のあるうちにと、このあたりで松明を担いで行進させてもらう。重さ、約20キロ。平坦なところでないと、とてもトライできません。
※半分くらい来た? いやいや、まだ1/3くらいのところか?
※スタッフの皆さんは、よく心得ていて、今、どのあたりか、あとどれくらいかと聞いても笑っているだけ。あまり詳しく言わない方が、みんなのペースが保たれるとのこと。う〜ん、それはそうかも。
※アドバンスコープの取材も。ケーブルテレビでおなじみの三弥さんも松明を担いでくれました。
※午前9時30分。六郷小学校にて5度目の休憩。栄養ドリンクの配給をいただき、一息つく。
※道中の風景も、元気の源の一つ。もう秋でやんす。
※奈良や伊勢を結ぶ街道沿いには、道中の安全を祈願する仏様がたくさん見られる。
※そろそろ皆さんの顔に疲れが見え始める。午前10時30分。ここらあたりで行程の半分くらいか。
※行程のど真ん中にある最難関、一台峠。みんなの足が止まる。ワタシも、膝、足首、ふくらはぎ、足裏、足のいたるところが悲鳴を上げ始める。
※一台峠を登りきる。もうダウン寸前!? ここからは、緩やかな下りがかなり続くそうな。残念ながら、ここでワタシは、タイムアップ。名張に戻らなくてはならないので、皆さんの安全を祈って別れる。時刻は、午前11時。二月堂までは、残り約12キロあまりか。到着予定は午後2時30分ころの予定。皆さん、気をつけて!
時間にして約6時間20分あまり。休憩時間を除くと、約5時間少し、歩き続けたことに。さすがに、くたびれました。来年は、ぜひ、二月堂まで踏破したいもの。歴史の重み、人との交流、風景のすばらしさ、いろんなことを感じられた数時間でした。来年は、ぜひ、皆さんもどうぞ。一緒に歩きましょう。
投稿者 boss_blog : 2008年09月14日 21:51