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2008年11月29日
「企業の森」 NO.589
「企業の森」 ごぞんじでしょうか。林業の不振により、山や森林の荒廃が進んでいる中で、企業のCSR(社会的責任)活動の一つとして、森林整備に取り組む活動が全国的に展開されています。三重県でも、平成18年度のシャープ三重工場さんに始まり、現在まで10社が取り組みを進めてきました。そして、今日は、地元伊賀市の三重中央開発株式会社さんが、県内で11番目の取り組みとして、伊賀市比土の市有林において「企業の森」整備をスタートさせました。
ワタシも、向学のため、現場に参加させていただきました。伊賀市といっても、場所は、すずらん台住宅地の奥のところで、名張市との境界線上にあります。対象面積は、12.26haで、県内最大となります。間伐を行ったり、散策道路や展望施設の整備、ベンチの設置などが計画されています。今は、見た目に、大変ですが、整備されると、なかなかイイ散策や展望の場所になるのではないでしょうか。社員の皆さんやその家族、地域の皆さんも含みながら、森林組合さんの協力を得て、これから約5年かけて整備が行われる予定だそうです。
山や森林は、水源の確保やCO2の削減には不可欠ですし、また、近年は防災面からも、その整備の重要性が叫ばれています。山や森林は、まさに、わたしたち住民にとって非常に重要な財産です。しかしながら、林業の不振や関係補助金の削減、財産上の問題もあり、思うように整備が進んでいないのが現状です。そんな中、注目されているのが、こうした企業の力による森林整備への取り組みです。環境への取り組みが社会的に評価されるだけでなく、社員の研修や福利厚生、地域との連携などにも活用される有意義な事業だけに、もっともっと拡がってほしいものです。来年は、ぜひ、地元名張市内でも実現してほしいものです。
投稿者 boss_blog : 2008年11月29日 14:35