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2009年01月19日
悲鳴を・・・ NO.612
新年祝賀会や総会を兼ねた新年会が続きますね。ブログ更新が滞る上に、体の方もカンゾウ君が悲鳴を上げています。
さて、先週は、13、14、15日の3日間をかけて、連合三重伊賀地域協議会傘下の組合さんを、雇用情勢を調査するために、伊賀市の森野県議とともに回らせていただきました。全部で27事業所を駆け足でありますが、現場の様子も含めながら見てきましたが、想像どおり、大変厳しい状況でした。自動車関連のところは、やはり、直撃という感じで、減産体制による派遣や期間従業員の雇い止め、工場の一時休業が、この伊賀管内でも現実化しています。自動車関連以外のところも、景気の悪化がボディブローのように影響してきていて、近い内に何らかの雇用調整が見込まれるところが多くありました。特に、外国人労働者の多い伊賀市においては、雇い止めや解雇によって、行き場をなくした外国人や、その子どもたちの生活が心配されます。
いずれにしても、日本の産業における雇用のあり方というものを、しっかりと議論し、考え直す必要があると強く感じます。派遣や期間契約が存在したから、経済のグローバル化の中で日本企業はかろうじて生き残ってきたという企業論理と、労働がモノ化され、そのことによって格差社会が広がったと考える労働者側の論理とは、真っ向から対立しています。労働力を単なるモノとしかみない発想は、短期的には勝者たりえても、中長期的には、企業の基礎体力を失っていくのでは、とワタシ的には思いますが。また、企業の社会的責任も評価の対象となる時代に、大企業が安易な雇用調整を先を争うように実施しているのはいかがなものかと。
投稿者 boss_blog : 2009年01月19日 22:36