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2009年05月24日
図らずも・・・ NO.639
※人間世界はナカナカ大変やねえ〜。わたしたちネコに生まれてよかったニャ−
春は、各種団体の総会へのご案内をたくさんいただく時期。なかなかうまくすべて出席させていただく訳にはいきませんが、出席させていただくと、いろいろご意見を頂戴するイイ機会にもなっています。さて、そんな相変わらずのバタバタの中、一昨日と今日は、志摩と美杉に行って参りました。この両日、県立病院改革案に関する住民説明会がそれぞれ開催されたので、傍聴?に行ってきたわけです。
報告が遅れましたが、この5月から健康福祉病院常任委員会の委員長を仰せつかりました。まさに、“図らずも”の世界、インフルエンザ対策に県立病院の民営化議論、と難題が多く、今回は敬遠気味?のポスト? でも、誰かがやらなくてはなりませぬ故・・・。まっ、やると決めた以上は最善を尽くさねばなりませぬ。頑張りましょう−。
県立病院だけでなく、全国の自治体立病院が、医師不足・看護師不足と診療報酬の引き下げで赤字が増大し、経営的にも、また医療体制の確保においても、窮地に陥っています(名張市立病院も報道のとおり)。そんな中で出された、県の4県立病院改革案は、志摩病院は指定管理者制度、一志病院は民間移譲、総合医療センター(四日市市)は独立行政法人化、こころの医療センター(津市)は県直営と、4者4様です。県は、赤字黒字の議論ではなく、それぞれの医療体制の確保・充実に重きを置き、地域医療を守るための前向きな選択と説明しています。
しかし、両日の住民説明会では、県民の皆さまから、改革案は美辞麗句ばかりで、本音は赤字拡大を懸念しての切り捨てではないか、経営形態変更後に失敗した時の県の対応策が不明だ、等の不満や不安がたくさん出されました。県議会が執行部に求めている、「県民の不安が払拭されるに至る充分な説明責任を果たす」ところまでは、まだまだ相当の時間が必要と感じました。昨年の議論を受けての常任委員会の議論は、この6月からとなります。今考えられる最善の方向について、議論を尽くしたいと思います。
投稿者 boss_blog : 2009年05月24日 21:11