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2010年01月24日

シンポ、ご来場ありがとうございました! NO.682

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 きのうのシンポジウム、ご来場ありがとうございました。堅〜い話題?に関わらず、ご参加いただいた皆さま、本当に感謝申し上げます。また、お忙しい日程にも関わらず、講師を引き受けていただいた鈴江先生、本当にありがとうございました。

 基調講演では、鈴江先生から、校長として赴任された京都府立北稜高等学校での、活性化への取り組み事例を中心にお話いただきました。生徒減の中で、再編等でなくなるかも知れないと噂された北稜高校を、「不本意だけれど他に行くところがなかった」という一中堅高から、地域で存在感のある、魅力ある地域の高等学校に変身させたのは、「テーマ性のある普通科の実践」という切り口でした。「自分で考え、自分で表現する」「地球と環境」という二つのオリジナル・テーマは、学習カリキュラムから、校内での環境活動、マレーシアの学校との交流など、子どもたちが北稜高校にいる時間、期間、すべてにわたってちりばめられていて、多感な彼らの感性に、これからの人生を生き抜くエキスを注入していったのだと感じました。ご自身の体験も含め、子どもたちの大半を占めるごく普通の生徒たちに、存在感を持たせる教育の在り方というものを勉強させていただきました。

 後半のパネル・ディスカッションでは、「どうなる?どうする?名張の3高校」と題して、パネラーの皆さんに意見を出していただきました。名張桔梗高校PTAの服部さんからは、3高校の活性化への取り組み事例を紹介いただいた上で、ご自身が伊賀市民である立場から、伊賀市の子どもたちは伊賀地域外には進学しないので、名張の3高校は残してもらわないと、ますます選択肢が無くなってしまうとの危惧を述べられました。P連副会長の作本さんからは、3高校の特色が細かいところまで伝わっていないこと、子どもたちは自分のやりたいことができる学校に行きたいわけで、それは各々違う、3高校もあれば特徴をはっきりさせて、選択に迷うくらいの魅力ある高校にしてほしい、というご意見が出されました。

 地元中学校の辻村先生からは、各高校への進学後の具体的なイメージ、特に将来へのつながりが見えないことがあり、もっと高校から情報を提供してほしいとの要望が出されました。市民代表の櫻井さんからは、学校がなくなることはその地域がなくなることだという危機感がもっと必要、市内それぞれの地域で地域の活性化に取り組んでいる「地域づくり委員会」等と連携し、3高校も、その地域のまちづくりに参画させてもらえば、地域との一体感が産まれるのではと提案いただきました。そして、コーディネーターの中谷さんからは、地域全体で地域の高校の活性化の議論を深め、ぜひ、地域の3高校を魅力ある高校として残していきたいと、まとめていただきました。

 医療問題については、数度シンポを取り組ませていただいてきましたが、高校活性化問題は初めての取り組みでしたので、いたらないことも多かったと思いますが、医療問題も同じで一度で解決するようなものではありませんから、これからもこうした議論の場を実行委員会として企画していきたいと考えます。

投稿者 boss_blog : 2010年01月24日 16:42

コメント

仕事でシンポに参加できずスイマセンでした。
参加できていたら発言したかった内容は以下のようなことです。
再編活性化は、結局は教育をコスト(負)と考えていて、安く上がれば幸いという理念から出発していて、子どもたちを社会で育てるという現政権の理念とは異なる小泉時代の考えであると認識をもってほしい。
高校の職員(もちろん校長も)に言いたいことだが、高校は現職員のものではなく、生徒と地域のものであって、その当事者のニーズに対応できない職員は給料をもらう資格がないということ。特色化も選抜の権限も、納税者から付託されたものであり、職員だけの議論で全てを決定するのは不遜である。県教委も同様である。

穏当ながら櫻井さんの意見が的を得ていると思いました。

投稿者 masa : 2010年01月26日 00:06

お仕事でしたか。ご来場いただき、ぜひ、ご発言いただきたかったですが。残念です。再編活性化の議論は、地域住民を巻き込んだ議論に、なかなか広がっていかないところにジレンマを感じています。時間は、かかるかも知れませんが、横への広がり、地域への広がりに努めたいと思います。

投稿者 ひろゆき : 2010年01月26日 12:51

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