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2010年02月06日
ワールド・カフェ NO.687
今日は、三重県が取り組んでいる地域づくり「美し国おこし・三重」の伊賀地域での催し「対話する・大会」をのぞいてきました。会場は、伊賀市内にある県の伊賀庁舎。名張市内でまちづくりやボランティア活動に頑張ってられる皆さんの顔も何人かお見かけしました。前半は、新潟市で常設型交流拠点施設「うちの実家」を運営されている河田珪子さんの講演、後半は、ワールド・カフェ方式の交流会でした。
「ご近所付き合いの輪〜みんなで創る安心社会〜」と題した河田さんのお話では、空き家を活かした「地域の茶の間」づくり、高齢者から子育て中のお母さん、障がいのある人も、だれもが気軽に立ち寄れる「居場所」づくりを先駆的に行ってこられた取り組みの様子をお聞きしました。「初めての人が来ても誰?という目をしないこと」「仲良くなってきても、グループ化しないこと」に気を使っているとのアドバイスがありました。
ワールド・カフェ方式の交流会なるものは、初めて見させていただきました。4〜5人単位でテーブルにつき、ホスト役に一人がなり、与えられたテーマについて自由に話します。テーブルの上には、飲み物やお茶菓子、かすかにBGMも。県職員やコーディネーターもみんなラフな格好をしているので、ワタシも思わずネクタイをはずしました。「今、抱えている悩みや課題が、少しでも解決できる仲間づくり」が今回のテーマだそうで、何度かの席替えを繰り返し、参加者同志の交流を深め、お互いに助け合えることはないか、ざっくばらんに意見交換します。この交流会を経て、協力しあえる仲間と出会えた参加者も何人か生まれました。
現代社会が失ってしまった、人と人の絆、地域社会のつながりを取り戻すことは、あらゆる分野での地域の再生につながり、ひいては現代社会が抱える多くの課題の解決にも間接的につながっていくものであると思います。この「美し国おこし・三重」事業が、そうした地域再生への起爆剤になっていくことを期待するとともに、そうした効果が見込まれる事業に育っていくかどうか、推移を見守りたいと考えます。
投稿者 boss_blog : 2010年02月06日 18:12