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2010年05月09日
何とも重苦しい ＮＯ．７１０
先週６・７日と、民主党の地方自治体議員フォーラムの研修会（東京）に参加してきました。政権交代を果たしてから２度目の研修会。昨年の秋以来ですが、期待感にあふれた前回と違って、今回は何とも重苦しい空気を感じたのはワタシだけだったのでしょうか。そんな雰囲気を察してか、今回は、あいさつに鳩山総理や小沢幹事長など党幹部が揃い踏み、意気込みだけは随分と感じられました・・・（政府や党内全体では若い人も含め一所懸命にやっている姿はみえるのですが、どうもこのワン・ツーに足を引っ張られている感じがして残念です）。
研修会のテーマは地域主権が中心で、原口総務大臣や松井内閣官房副長官の講演もよかったですが、神野直彦教授のお話が一番勉強になりました。社会的支出のＧＤＰ比が同程度に高いスウェーデンとドイツを比較した時、かたやスウェーデンは経済成長率が高く、ドイツは低い、その大きな要因は、スウェーデンは社会保障においてサービス給付が多く、ドイツは現金給付が多い、その差だと説明された。サービス給付はソフト産業を伸ばし、産業構造の変換をもたらす。そのための前提条件として、財政面での地方分権が進まないとだめだと言われる。そして、こうした手法で、格差や貧困を伴わない経済成長を遂げることができると。民主党政権がめざすべき社会像が少し見えた研修会でした。
↑鳩山総理・・・ですが、携帯ではライトでとんでしまい、うまく撮れませんでした。下の写真を証拠品に・・・
↓小沢幹事長・・・相変わらず口ベタな感じでしたが、迫力だけは、さすが・・・
投稿者 boss_blog : 2010年05月09日 22:45