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2010年12月24日
再開!
ようやく長いブランクに終止符を打ち、ブログ再開です。開設以来、これだけ間隔が開くのは初めてのことですね。今年ほど、時間的に体力的にキツイと感じることはありません。やはり、監査委員を受けたことが全体的には響いていますね。ちょっと無理をしすぎたでしょうか。忙しいにもかかわらず、あれもしたい、これもしなくちゃとなると、結局、ブログの書き込み時間にしわ寄せがいってしまいました。がまん強く、ワタシのブログを愛読いただいていた皆さんには、申し訳なく思っております。今年も、残りわずかになってしまいましたが、ここ数カ月の報告も兼ねながら、年内のブログを更新していきたいと思います。
さて、再開したてにグチを言うのもなんですが、今定例会最終日に県立志摩病院の指定管理者導入に関する議案の賛否について、いくつかの新聞報道がありましたが、あまり本意ではない書かれ方をしているので、少し弁明を。報道のとおり、ワタシはこの議案に対して退席をするという選択をしました。選挙を前に自治労の支援を受ける議員を中心に退席をしたという報道が多かったように思いますが、ワタシはそういうことに関わりはありません。むしろ、この議論をそういう次元で捉えている報道が多いことに強い不快感を感じます。
ワタシは、県立志摩病院の指定管理者制度導入にあたり、昨年度、健康福祉病院常任委員会の委員長として、制度導入にあたっての条件設定にかかわってきました。その立場から見て、今回の地域医療振興協会の事業計画書は、われわれ議会が設定した条件と、あまりにもかい離していると判断せざるをえません。志摩地域の住民が求める医療レベルには到底到達する内容ではないと考えます。救急医療体制、産科、小児科の回復、一番求められている部分が欠落しています。
それでも、やってくれるところがあるだけでもイイという議論もあるでしょう。今の県内の医師不足の現状や志摩病院の実態を考えれば、選択肢としてやむを得ないのかも知れません。しかし、それならば、昨年度、あれだけの時間をかけて、身を削って条件について議論をした意味は一体どこにあったのか。誤解のないようにお話しておきますが、数年前の県立病院の民営化検討会の委員の時代から、ワタシは、志摩病院の指定管理者制度の導入を推進してきた身です。志摩の地域医療の崩壊を救うには、最善とはいえないかもしれませんが、この手法にかけるしか道はないと考えてきました。そのワタシが、判断するに、今回の事業計画書は、あまりにも、内容が乏しい。県や地域医療振興協会に、志摩の地域医療を守る気概が感じられないと思います。
今回の議論が、公務員の身分保障的な議論に矮小化されてしまったことを本当に残念に思います。私自身は、指定管理の条件設定を定めた前委員長の立場として、志摩の地域住民の皆さんに説明責任が果たせないという思いで、退席をさせていただきました。志摩病院の現状を考えると、指定議案を通していかざるを得ないという会派の判断は、やむを得ないと考えます。ただ、全面的に○ではないという意志表示は必要と判断したところです。ここに示した考えに、疑義やご意見がある方は、どうぞコメントください。
投稿者 boss_blog : 2010年12月24日 21:29