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2011年10月13日

総括的質疑に立ちました NO.808

→総括的質疑(動画) 予算決算常任委員会にて
今日は、予算決算常任員会の「総括的質疑」に立ちました。先に、平成24年度予算の調製方針が鈴木知事ならびに総務部長から示されたのを受けての質疑です。予算調製方針は、予算をつくるにあたっての基本的な考え方や、一般財源ベースでの歳入の見込み、歳出における各部局の要求基準等を示すものです。平成23年度予算は、野呂前知事が組んだ骨格予算に、新しく就任した鈴木知事が肉付けしたものなので、純粋に鈴木知事がゼロから作り上げるという意味では、平成24年度当初予算が初めての予算になりますし、同時に、策定中の三重県の新しい総合計画ともいえる「みえ県民力ビジョン」の中身を体現していくスタートの予算でもあります。そういう意味で、今回の予算調製方針は、どのような手法がとられるのか、非常に注目されるところです。
 ワタシが知事ならびに総務部長と議論させていただいた中で、大きなポイントは2点。1点目は、従来の包括配分制度(各部局に施策単位であらかじめ配分されるもの)が見直され、前年度の配分額の75%という枠がはめられましたが、その枠の中に、従来別枠だった「重点的な取り組み」も、知事の提案する「選択と集中プログラム」も全部含まれているところです。別途、「選択と集中プログラム特別枠」に20%の枠があてられており、知事の独自色が反映される予定ですが、重点的な取り組みは、県民にとって課題解決が求められているものばかりで、知事がかわろうとも、その重要性にかわりはないと考えます。75%という配分は、部局内において思い切った事業の廃止等を試みないと多くの事業が組めないレベル(まあ、それを総務部的には狙っているわけですが)であるがゆえに、重要施策が頓挫するのではと心配します。
 2点目は、三重県がはじめて取り組んだ事業仕分けと議会とのかかわりです。仕分けにかけられた40事業の行く末に注目が行きがちですが、事業仕分けのもうひとつの顔は、その選択プロセスの中で、総務部が大きく関与し、1923本の事業すべてにわたって、事業費の削減を図れることにあります。そして問題なのは、そこには効率性や有効性の議論はあっても、政策議論は存在しない点です。今後、知事が「事業仕分け」を続けられるのかどうかわかりませんが、議会として、どの時点で関わって、どのように政策的議論を行うのか、その仕組みづくりを執行部ときちんと協議の上、整えていく必要があります。そして、そのことは、予算策定のプロセスを県民にオープンにしていくことに繋がっていくと思います

投稿者 boss_blog : 2011年10月13日 17:19

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