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2011年11月04日
流れ流れて・・・ NO.812
今日は知り合いにお誘いいただいて、京都の木津川市で開催されている「木津川アート2011」(11/3〜11/13)を見て回ってきました。昨年に続いての2回目の開催だそうですが、今年は「第26回国民文化祭・京都2011」の催しでもあり、文化庁や京都府など多くの団体が主催者となっています。「まちが語る、アートがうたう・・・懐かしい風景や建物、アートを感じさせる空間を利用して、展示やワークショップが行われる11日間。わたしたちのまち、どんどん好きになっていく」と、パンフレットのコピーにあるように、まちなかにある鉄工所や工場、お米屋さんの倉庫から古民家、神社までが舞台となり、たくさんのアートが設営されています。アーティストの皆さんも、全国公募で審査され選ばれた人たちで、遠くは海外からも出展される芸術家も。少し汗ばむ秋空のもと、まちなかを歩きながら素敵な時間を過ごさせていただきました。
どんな作品が見れるのか、一つひとつの会場に足を踏み入れるたびに、ワクワクしてきます。
まちの写真館の再現だそうです。
お誘いいただいた同郷の福広さんと、案内いただいたUR都市機構の中川さんとランプ小屋の前にて。
現存する数少ない鉄道ランプ小屋の中。アートではありませんが、とってもレトロでイイ感じ。保存会の皆さんが、出迎えてくれました。
加茂JA倉庫内のアート空間。こうした場所を使っての作品が多いです。
会場は、ごく普通のまちなかです。名張の旧町、まちなかでもできそうなイベントですね。木津川市は奈良市の北、2007年に、相楽郡山城町・木津町・加茂町の3町が合併して木津市になっていて、けいはんな学研都市のエリア内。奈良市、京都市にも近く、ロケーションは名張よりはるかにイイですが・・・。
料亭を会場にしたアート。こちらは、カメラマン風に撮ってみましたよ!
こちらはマサに、木津川アート! バックは木津川です。風が吹くと音を奏でてくれる作品だそうですが、残念ながら風がない・・・。
鉄工所内のアート。壁際に並んでいる機械工具類もアートっぽく見えてしまいます。
ド〜ヤ!! という感じで存在する木津川市庁舎前のアート。
庁舎内玄関ロビーの天井空間も展示スペースに。やりますなあ〜
さて、いかかでしたか。木津川は名張川の下流ですから、流れていっても現地に辿りつきますが、車か電車での訪問をお勧めします。たった11日間の催し期間ですが、このイベントの隠れた妙味は、たくさんの人たちが関わってイベントが準備されることではと思います。作家の皆さんは、遠くからも何度も現地に下見に来ます。先に作った作品を飾るのではなく、現場の雰囲気、会場にあわせて作品をつくります。現地の関係者の皆さんは、会場の適地を探したり頼んだり、また、作家の皆さんと一緒に現地を歩いたりと、多くの時間を費やします。さらに、ボランティアの皆さんが、会場となる倉庫や民家を掃除をしたり、会期中の作品の見守りをしたりと大奮闘。まちじゅうが関わっていくおもしろさがあるように感じました。興味のある方は是非、行ってみてください。13日までやってますよ!
PS.イベントの総合プロデュースをやっている佐藤啓子さん、主催者の木津川市の河井規子市長にもお会いしました。とてもイイ感じのイベントになっているのは、彼女たちの感性もあるのかな・・・
投稿者 boss_blog : 2011年11月04日 20:57