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2011年11月20日
活気あるなあ〜 NO.816
14日〜17日まで、四日市港管理組合議会の海外港湾事情調査で韓国の釜山港と蔚山港に行ってきました。アジアのハブ港(海運の拠点となる国際的な港)として名高い釜山港ですが、やはりスケールが違いすぎますねえ。コンテナ取扱量では年間1,460万TEU(貨物の容量を示す単位。20フィートコンテナ1個分を1TEUと表示)と世界第5位(ちなみに四日市港は17万TEU)、トランシップ貨物量に限れば世界第3位(トランシップとは、積荷港から荷卸港まで、同一船舶で運送されずに、途中港で積み替えされることをいう)、にもかかわらずさらに、97年からは次の戦略として釜山新港の開発(コンテナ船30隻が同時に接岸可能な30バースを整備目標に)が進められている。地理的メリットは大きいものの、国をあげて戦略的に取り組んできた成果も大きいのでしょう。道路網や鉄道網などのインフラ整備は国、港のマーケティングは港湾公社ときちんと住み分けし、進めてきた成果がしっかり現れています。一方、巨大ハブ港に隣接して存在する蔚山港は、釜山港と住み分けを図り、液体貨物を中心に据えるオイル・ハブ港を目指し発展を続けています。資源のない国という意味では、日本も韓国も同様ですが、経済戦略的には韓国の方が思い切りがよく、うまく成果を出しているようです。活気を大いに感じました。
※大都市と言えばソウルのイメージしかなかったワタシにとって、高層ビルが立ち並ぶ釜山の街の風景は驚きでした。釜山広域市は人口約370万人、蔚山広域市は人口約109万人。そりゃあ、大都市だわ。(プサンタワーから市街を臨む)
※同じく、港方面を臨む。
※釜山港湾公社にて説明を受ける。
※公社の専用船で港湾内を案内いただく。今後は拠点を新港に移し、現在の拠点である北港は、日本で言えば「横浜みなとみらい」のように、ショッピングやホテル、旅客ターミナル等を整備していくそうな。
※蔚山港湾公社にて説明を受ける。
※こちらも公社の専用船で港湾内を案内いただく。オイル・ハブ港を目指すだけに、タンク類等が際立っています。
投稿者 boss_blog : 2011年11月20日 21:11