2011年08月16日

聖なる・・・   NO.790

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 連日の調査ラッシュに猛暑の中の初盆参りと、相変わらずハードな夏が続きます。そんなワタシの今日のカーライフのお伴は、TOTOの「聖なる剣」。洋楽のタイトル、特にハード・ロック系には、「聖」だとか「剣」だとかが、よく使われますねえ。洋楽リスナーには、そんな言葉に惑わされるオタクな「おこちゃま」が多いということでしょうか。まっ、ワタシもそんな人種のひとりということになりますが・・・それはともかく、熱気が残る真夏の夜に聴く、アルバムラストの「アフリカ」は、なかなかいいもんです。

さて、きのうは、終戦記念日。毎年参加させてもらう、地蔵院青蓮寺の「平和のつどい」に、今年も行ってきました。いつも参加いただく日生学園ハンドベル部の皆さんのコンサート等に加え、今年は、曽和道子さんの「わたしの戦争体験・あの頃を振り返って」を聞かせていただきました。空襲でお父さんを、戦地でお兄さんを亡くされた曽和さん、その無念さ、つらさ、悲しみが、お話からよく伝わり、あらためて平和の尊さを考えさせられました。平和にかかわる活動も、しばらく途絶えているので、また何かやり始めなくてはと・・・頑張ります!

PS.ボスメンバーの一人、メキハナの「millyちゃん」が、雑誌「S Cawaii!」(エスカワイイ・主婦の友社)の「S-QUEEN」バトルに挑戦しています。よかったら、応援してあげてね!
→ カフェ メキシコ★ハナコ
※投票は1回のみよ!

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2010年07月11日

再び×2感動をいただきました  NO.722

久しぶりのブログ更新です。参議院議員選挙に監査委員の仕事、その他もろもろと忙しく、ご無沙汰してしまいました。

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※「地球のステージ」は、海外の医療救援活動を通してみてきた、紛争や貧困の地の子どもたちの様子を映像と自作の歌で語る桑山先生のコンサート

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 きのうは、国際医療ボランティアで活躍されている桑山先生の「地球のステージ」が、ADSホール(青少年センター)で開催されたので、行ってきました(今回はMIK運動推進委員会、伊賀タウン情報YOU主催です)。わたしたちが、初めて名張で「地球のステージ」を主催させていただいたのが、2007年3月。桑山先生とは、3年ぶりの再会でしたが、相変わらずエネルギッシュで、すばらしい感動のステージをみせていただきました。控え室で少しお話させていただきましたが、以前お勤めの山形の病院から独立され、宮城でもう一人の医師の方と一緒に開業されたとのこと。地元での医療活動、海外でのボランティア活動、そして、この「地球のステージ」で全国を駆け巡りと、相変わらず超人的なスケジュールをこなされているようです。

 「地球のステージ」をみせていただくのは、わたし自身3度目になりますが、今回は3年前と同じステージ1の内容でしたが、マニラのスモーキーマウンテンやパレスチナのガザ地区での医療活動の様子が追加されるなど、リニューアルされたバージョンだったので、新鮮な感じがしました。どんな環境におかれていても、子どもたちはいつでもどこでも、明るくたくましい、そう語る桑山先生のお話に、だからこそ守りたいというご自身の強い思いが感じられました。

 桑山先生のステージを見させていただくと、大きな感動をいただくとともに、いつも心が洗われる、そんな気持ちにさせられます。魂に響くというか、自分が今何をすべきかということを、あらためて感じさせられます。地域に生きる地方議員として、やるべきことがたくさんあります。取り急ぎ、何とかしなくてはならないのは、伊賀地域の医療体制の崩壊を防ぐこと。そう感じています。

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2010年05月23日

異常気象っぽい  NO.715

 真夏がやって来たと思えば、冷たい雨風。ホント、この異常気象っぽい天候は、やめてほしいですね。カラダがついていきません。そんなワタシの今日のカーライフのお供は、デレク&ザ・ドミノスの「Layla and Other Assorted Love Songs」。よくわからないタイトルですが、一般的には「いとしのレイラ」でとおっていますね。クリーム、ブラインド・フェイス、と続いた後のクラプトン所属のバンド。1970年にこの1枚のアルバムのみを残していますが、クラプトンらしい強烈な印象を残しています。名曲「レイラ」が、誰のことを歌っているかは、洋楽フェチで知らない人はいないでしょう。

 さて、3年前に名張に来ていただいて、すばらしい「地球のステージ」をみせてくれた桑山先生が、再び名張に来ていただけるようです。相変わらず元気に活動されているようですね。3年前は、われわれの自費での開催(07年3月24日 NO.209参照くだされ)でしたので、小規模でのコンサートとなりましたが、今回は、ADSホール(青少年センター)でのステージです(7月10日午後2時〜)。バージョンも種類が増えているので、どのバージョンをみせていただけるか、今から楽しみです。

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もうアナタは、いらない!(メイちゃんのことではありません。ストーブのこと。早く片づけましょう)

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2010年04月11日

桜ネタが続きます  NO.702

→ カフェ メキシコ★ハナコ

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 今日も、暖かい春の日となりましたね。そろそろ服装も考えないと、真冬バージョンでは暑くなってきました。そんなワタシの今日のカーライフのお供は、クリストファー・クロスのアルバム「南から来た男」。タイトル的に今の季節にピッタリ!?ではありませんか。天使の歌声と呼ばれたスーザン・ボイルばりのお声はなかなかのもの。透き通ったハイトーン・ボイスは、さわやかな春風にマッチします。中でも、「風立ちぬ」はドライブに最高!

 今日も、桜ネタが続きます。国津園の桜まつりに行ってきました(上の写真)。まちなかとの温度差か、まだまだこれから満開という感じでした。それにしても、暖かく気持ちのイイ季節です。

 さて、昨日の朝日新聞に、ローマ市のアレマンノ市長が平和学習に積極的に取り組んでいて、広島、長崎の被爆の様子を学ぶ授業をやっているとの記事がありました。この11、12日には、10人の高校生が市長と一緒に広島を訪れるそうで、平和記念資料館の見学や被爆者との交流も行われるとのこと。被爆国自身の国内での平和学習はどうなのか。非核、平和への取り組みを次世代に託す熱意がもっともっと表れていてもいいのではと思うのですが。そう感じるのはワタシだけでしょうか。

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2009年08月15日

終戦記念日です  NO.662

 今日は、64回目の終戦記念日です。午前中は、恒例となった近くの地蔵院青蓮寺主催の「平和の集い」に参加してきました。今回からは、名張ユネスコ協会や名張ローターアクトクラブなどの協力も得て、より充実したものになってきました。昨年も、書きましたが、ここ青蓮寺区でも100軒あまりの集落ですが、36名もの若者が先の大戦で命を落としています。また、B29の墜落現場が近くにあり、アメリカ兵11名の氏名を刻んだ石標、追悼碑があります。

 耕野住職から「命の大切さについて」お話いただいたあと、日生学園ハンドベル部の皆さんによる「平和コンサート」、地蔵院青蓮寺が制作総括した歌「平和の響き」の合唱、そして、黙とう、平和を祈っての放鳩、参加者のよる境内の梵鐘の打ち鳴らし「平和の鐘」と、続きます。今回は、ハンドベル部の皆さんと一緒に演奏させてもらったり、放鳩をさせていただいたりと、いい経験をさせていただきました。ありがとうございました。最後の、「平和の鐘」は、恒久平和を祈り、64回打ち鳴らされました。

 戦後64年。戦争そのものを知る世代が、本当に少なくなりました。戦争体験の風化が言われて久しい感じがします。今年の「平和の集い」も、昨年同様、いいお天気。青空が目にしみました。その時、ふと思い出したのは、この春に九州に視察研修に出向き、知覧の特攻記念館を訪れた時のことです。

 館内には、特攻隊として空に旅立ち、帰らぬ人となった数多くの若者の写真・遺影と、彼らが最期に書き記した手紙が一面に並べられています。意外に、若い世代のカップルたちも多く入館していて驚きました。静かな館内は、じっと、それらを見つめる人々の姿、震える肩、すすり泣きや嗚咽が響く何とも表現のしようのない、悲しい空間です。ワタシも、吸い込まれるように、その彼らの写真と最期の手紙にとらわれてしまい、涙がとまらなくなってしまいました。

 最期の手紙は、まだみんな年齢が若いせいか、自分の母親や幼い兄弟姉妹にあてたものが多かったです。そのほとんどが、「自分はちっとも恐れなどない」、「喜んで敵艦に突入していく」、「自分の死を悲しまないでほしい」、「敵艦撃沈のニュースが聞こえたら、自分だと思って喜んでほしい」という内容でした。
そして、あわせて、兄弟に家や家族のことを頼んだり、幼い弟や妹を案じたりと。なかには、「天候が悪く、命日が一日延びました・・・」なんていうのもありましたね。こちらは絶句です・・・。

 もちろん、こんな純粋な彼らを死にさしむけた当時の指導者を絶対許せるものではありませんし、教育が持つ力の恐ろしさをあらためて感じます。戦争は絶対あってはならないものであり、また、そのために平和をいかに守っていくことが大切であるか、言うまでもありません。

 しかし、彼らが、純粋に守ろうとしたものが何であったのか、このことは、別の次元の問題として自分に突き刺さっています。彼らが守ろうとしたものは、やはり、愛する家族であり、愛するふるさとであったことに間違いないと思います。今、わたしたちは、この平和な社会に生きて、自らの死をかけて守る、そんなことは考えられません。でも、愛する家族や、愛するふるさとを守る気持ちは、持っています。次世代に、平和で豊かで安心に満ちた社会をつないでいくこと、これは今を生きる私たちが次世代のために、必ず果たしていかなくてはならない責任だと思います。この8月30日も、そんな意味で考えていきたいですね。

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2009年08月04日

被爆樹コカリナコンサート  NO.659

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 名張市武道交流館いきいきで開催された「平和のためにできること 被爆樹コカリナコンサート」に行ってきました。写真は、広島で被爆した柳の木で作ったコカリナと機銃掃射によって被弾した蔵持小学校のピアノとの共演。奏者は、コカリナ奏者の第一人者の黒坂黒太郎さんと、名張桔梗丘高校3年生の福田汐里さんです。選挙等々何かと忙しい仕事の合間ぬって、コンサート会場をのぞいてきたのですが、ライフ・ワークの一つである平和活動も、最近止まってしまっているなと、反省・・・。選挙を早く終えて、やりたいことに専念したいものですね。

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2009年05月26日

暴挙     NO.640

 暴挙としか言いようがありません。北朝鮮の核実験。許し難い行為ですが、独裁者が支配する閉じた世界と、どうわれわれは対峙していくべきか。大変むずかしい問題でもあります。有効な手だてがない中で、急進的な主張が台頭することも懸念されます。冷静かつ毅然とした姿勢で、協調体制を関係諸国と粘り強く築きあげていってほしいもの。日本の外交力の真価が問われていると思います。

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※やっぱ、人間のすることは、おそろしいニャー

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2009年05月03日

この国の包容力  NO.635

 憲法記念日を前に、5月2日、忌野清志郎さんが亡くなった。日本では、数少ない真にロッカーと呼べるミュージシャンの一人。洋楽オタクのワタシとしては、日本のバンドにしては、結構エエ感じの音を出すバンドやねえ・・・、どこかストーンズに雰囲気が似てるけど(RC)・・・的な存在ではありましたが、忌野清志郎の骨太な歌づくりにロック・スピリットを大いに感じてきました。ここんところは、どちらかと言うと、反原発の歌やパンク風の君が代など、アンチな行動が目立っていましたが、それも、本人のロック魂からにじみ出たもの。マスコミを含め、この現代社会の包容力を試していたのではないかと。憲法記念日の特集記事が並ぶ新聞に、自身の死亡記事を載せている?のも、彼流のいだずらっぽさか・・・。一方で、懸賞論文問題で更迭された田母神元航空幕僚長の著作物が売れ、テレビで本人が硬派な番組からバラエティにまで出ているのも、この国の包容力でしょうか・・・。いろいろと考えさせられる5月3日です。

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そろそろ、アウトドアもよろしい季節かと(ビリー)。

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2008年08月15日

63回目の終戦記念日       NO.537

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※青蓮寺地蔵院での「平和の集い」。耕野住職の講話でスタート。

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※平和コンサート1: ル・レーブの皆さんの演奏

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※平和コンサート2: 小林美智代さんの「平和の響き」合唱

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※平和を祈って放鳩

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※黙祷

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※「平和の鐘」みんなで平和を祈って境内の梵鐘を打ち鳴らしました。

 今日は、63回目の終戦記念日です。皆さんは、どんな一日を過ごされましたか。ワタシは朝から、隣接する青蓮寺の地蔵院で開催された「平和の集い」に参加してきました。午前11時、耕野住職から「命の大切さ」と題した講話をいただいたあと、ミュージックベル・「ル・レープ」の皆さんによる「平和コンサート」等を聴かせていただき、黙とう、放鳩を終えたのちに、正午から「平和の鐘」のセレモニーが行われました。参加者の皆さんで、境内にある梵鐘を永遠の平和を祈りながら打ち鳴らします。ワタシも、初めて梵鐘を打たせてもらいました。今年は、戦後63年ということで、みんなで63回、鐘をつき鳴らしました。

 この催しも、今回が3回目。耕野住職のお話によると、100戸ばかりのこの青蓮寺の村の中でも、先の大戦で36名もの若者が命を落としたそうです。村にとっても、また、家族にとっても、本当につらく悲しい出来事だったと思います。また、同時にこの催しでは、戦時中に青蓮寺内に墜落したB29の墜落現場にも出向き、「平和の祈り」も行います。「こんな暑い日やったなあ」と、隣で祈る年配の方のお話。

 かつては、アメリカの爆撃機B29が飛来した空。また、遠い異国で命を落とした肉親に思いをはせながら見上げたであろう8月の空。鐘の音を聞きながら、ふと空を見上げると、突き抜けるような真夏の青空と白い雲の間を旅客機が進んでいくのが見える。今、この瞬間の何と平和なこと。

 そして、つい先日訪れた長崎の原爆資料館での光景を思い出した。爆心地近くの遺物。被爆直後の街の様子を写した写真。激しい爆風と熱に焦土と化した街に無残にも転がる黒こげの死体。そんな写真の前に立つと、足が止まってしまう。それは、悲しいというよりは、ただただ声が出ない。ショッキングな光景。そして、親を失ってしまった幼い子どもの叫び、愛する妻や子を死なせてしまったお父さんの嘆き、肉親を瞬時に失った人々の悲痛な思いがつづられた詩やうたを目にすると、深い悲しみが一気に攻めてくる。写真の中に横たわる死者には、それぞれ、その人の人生がその瞬間まで在ったわけで、そして、その人につながる多くの人々の存在を思うとき、一つの悲しみが何十人分にも、何百人分にも膨らんでいきます。「戦争」。なんと愚かなこと。

 誕生日がくるとワタシも50歳。戦後63年ということは、ワタシが生まれたときは、まだ戦後13年であったことになる。でも、ワタシの記憶に残る幼いころの日本の社会には、すでに「戦争」の跡は見えなかった(あくまでも子どもの目線ですが)。それどころか、高度経済成長へまい進し始めていたイメージがある。信じがたいほど、わずかな時間の中で、日本は再興を果たしていったのだろう。そんな日本人をワタシは心から誇りに思う。そして、そんな日本人であるからこそ、世界の中で、平和のために果たすべきことがあると強く思っています。

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2007年10月07日

逃げ場がない。泣くしかない。 NO.341

 二日間、抜けてしまいました。アイスミマセン。今朝は、朝起き会出席のため、4時起床。まもなく、夜の12時になるところなので、20時間経過か。眠いはず・・・(v_v)zzz

 きのう夜のテレビで、「写真物語2」という番組を偶然見た。「おっ、広末涼子だ、久しぶりっ」と思ってしばらく見ていたら、テレビを前にあっと言う間に泣いてしまっている自分が・・・。ホワイトハウスつきの記録カメラマン“ジョー・オダネル”が被爆直後の長崎で撮った一枚の写真。既に息絶えている弟(妹)を背中におぶって直立不動している少年。口を真一文字に結んでまっすぐ見据える先には、被爆して亡くなった人々を焼いている光景が。写真と記事は、以前、新聞で目にしたことがあったけれど、あらためてストーリーとともに迫られると、逃げ場がない。泣くしかない。「こういう写真を日本の教科書に載せるべきだ。子どもたちに戦争を話すとき、(この写真があれば)もう何も言わなくてもいいくらいだ」と語る鳥超氏の言葉に思わずうなずいた。

 2〜3日分の活動、まとめてご報告を。

10/5

・名張市老人クラブ連合会芸能大会(青少年センター)

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・安永労働組合定期大会(伊賀市緑が丘)
・モラロジーセミナー(アスピア)

10/6

・よさみ幼稚園運動会

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・名張幼稚園運動会
・梅が丘幼稚園運動会
・つつじが丘幼稚園運動会
・三重県私学大会(津・三重県総合文化センター)

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・県道赤目滝線崩落現場確認

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※復旧には、しばらく時間がかかりそう。確かな安全確保と復旧時間の短縮は相反してしまう。ツライところです。
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※電柱もポキリ!人身事故にならなかったのが不幸中の幸い。

10/7

・朝起き会(美旗市民センター)
・体育健康フェスタ(総合体育館)
・桔梗が丘幼稚園運動会

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・名張動物霊園大法要
・比奈知小学校友遊まつり
・上小波田区運動会
・西田原区運動会
・名張市美術展覧会表彰式

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・夕暮れコンサート「音と灯の夕べIN栄林寺」

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2007年08月14日

8月15日をまえに      No.297

 宇治山田商業高校、引き分け再試合となりました。あと一息という感じでしたが、選手の皆様の健闘に拍手を。次の試合もがんばってください!

 今日も終日、初盆のお参りに。途中で雨が降ったりもしましたが、蒸し暑さは逆に増すばかり。昨日もそうでしたが、夜になっても体の暑気が抜けない感じです。みなさん、夏バテには気をつけましょう。

 さて、明日は62回目の終戦記念日。みなさんにとっての終戦記念日とは、どんなものなのでしょうか。8月15日になれば、朝からテレビや新聞で特集されるから、なんとなくそうなんだと思う。そんな人たちがほとんどではないでしょうか。それを責めるつもりはありません。戦争を知らない世代が国民のほとんどを占めるようになったのですから、それで自然なことかも知れません。それはある意味、この国が平和な証であり、この平和な国を築いてくれた先人たちに感謝しなくてはなりません。

 しかし、一方で、世界のあちらこちらで内戦やテロなど、戦争と言う名の殺戮・殺人が絶えません。政治や宗教上の対立、経済的な摩擦など、戦いの理由はいつの時代も為政者によってさもありなんと挙げられ、多くの民は、純粋に愛するものや信ずるものを守るために、望むと望まざるに関わらず銃を持つ。果たされるべき正義と、真の勝者・敗者はそこにはなく、生まれるのは破壊と悲劇のみ。いつまで繰り返されるものなのか。それとも、まだ学び足りないのか。 パワーバランス。抑止力。自衛。言葉はきれいでも、人が人を殺す道具に頼っていることに変わりはない。そのおかしさを忘れずに、ワタシは生きていたい。

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チビネコシスターズのひとり、アニーちゃん。よろしく!

PS.明日15日と翌16日、お休みをいただきます。ちょっと充電してまいりまする。ブログの留守番はアニーちゃんにお任せ。
 
 

 

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2007年08月06日

原爆の火を守り続けた男    NO.289

 研修二日目。研修会場を希望荘から菰野町庁舎へと移す。増田副町長から「町政概要」について説明いただたあと、湯の山で観光振興に取り組む「湯の山温泉未来委員会」の皆様と、「地域の思いと官民のふるさとづくり」をテーマに意見交換を行う。「物見遊山の観光から、体験型・長期滞在型の観光へシフトを!」と学んだのは、この間の観光カリスマ・山田氏の講演だったが、「浴衣de湯めぐり」など、正にそういう視点での取組を上手く実践されている。我が「赤目四十八滝」の温泉地も学ぶべき点が多い。

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 今日は、広島に原爆が落とされた日。宿舎で朝、テレビを見ていると、原爆の火を守り続けた男性の話が紹介されていた。山本達雄さん(故人)。自らも被爆している。爆心地で叔父を訪ねたが一面焼け野原。叔父の家があった場所らしきところ、焼け跡に残る火を形見に持ち帰って、生涯、守り続けた。息子さんにも、その火を守り続ける意味を語らなかったそうだが、没後、その思いの一端が明らかに。当初は、原爆を投下したアメリカを憎み、復讐心を持ち続けるために、その火を守っていたそうだが、いつしか、平和を守る思いに変わっていったそうだ。

 山本さんが小学校の子どもたちに、戦争体験を語る貴重な映像が残っている。「今日は、みなさんにお願いに来た。二度と戦争はしない、平和を大切にする思いを守ってほしい、約束してくれますか・・・」(寝起きだったので、多分こんなセリフだったと)と、語る山本さんの姿が印象的だった。ワタシの父もそうだが、この時代を生きた人たちにとって、戦争は、きっと、善だ悪だと簡単に言い切れない、何とも複雑な思いにさせられる代物だと思う。それだけに、何も語らず、原爆の火を守り続けてきた山本さんの思いに、今を生きるわたしたちは、どう応えていけばいいのか。

 戦争体験の風化が叫ばれて久しい。戦争体験者は、確実に激減している。そして、今の若者や子どもたちに、言葉では伝えきれない、伝わらない、もどかしさを感じる今日。山本さんが残してくれた火が、伝えきれない何かを伝えてくれる、そんな気がした。

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2007年05月03日

わたしたちは、今、試されているのだと思う・・・NO.230

  今日は、プライベートと仕事を半日ずつ。プライベートなどと響きはよろしいが、なんのことはない、我が家の大掃除。選挙が終わるまではと、年末から今まで引き延ばしてきたが、ここまで来るとさすがに、言い訳も通らない (;^_^A やるっきゃないわけでして・・・

 きのうは、サボです。ごめんなさい! さて、夜、自分のブログを書く前に、議員仲間のブログを拝見する訳ですが、新人議員さんも含めて、ブログを書く議員が随分と増えてきたので、読んでいるうちに時間を消費してしまい(ついつい引き込まれてしまうため)、肝心の自分のブログを書く時間がなくなってしまうと言うことが近頃よくある。困ったものです。

 あらためて、本日は、憲法記念日でありまする。日本国憲法も還暦を迎えた。「憲法改正」のアナウンスが最近とみに大きく聞こえ、時代の変化を感じてしまう。ただ、われわれ国民からの大合唱がその流れをつくっているとは言い難い。為政者の欲するものには、大いなる警戒心を持つべきだと常々思う。そうでなくとも、多種多様な意見を認め合うことよりも、一つの考えに寄り添うことに陥りやすい自らの国民性を忘れてはならない。日本国憲法60歳。しかし、精神年齢ならぬ民主主義年齢としては、まだまだ成長過程ではないだろうか。憲法改正論議。果たして大人の議論ができるのだろか。わたしたちは、今、試されているのだと思う・・・。

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こちとらは毎日がGW。
 

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2007年03月24日

再び感動をいただきました!  NO.209

 はい。再び感動をいただきました。昨年の夏から、実現を夢見ていた桑山さんの「地球のステージ」。今日、午後1時から名張産業振興センター・アスピアホールにて開催ができました。自分の選挙準備に追われて、開催をお願いした実行委員会の皆様、関係者の皆様には、大変ご心配ご迷惑をお掛けしました。でも、お陰様で、来場者もたくさん来ていただき、何よりも帰り際に、「すごくよかった!」「来て良かった!」のお声をいただき、本当にうれしく思いました。

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 また、遠く山形から、この名張まで公演に来ていただいた桑山さん。本当にありがとうございました。公演後、スタッフのメンバーと親しく話を交わす機会までつくっていただき、一同感激をしております。できれば、今回の「ステージ1」の続編となるステージ2・3・4を順番に、この名張にて開催をしていければと思っています。

 昨年夏にワタシは、大阪で桑山さんの「地球のステージ」を見て、すごく感動しました(詳細は7/1のブログに)。でも、名張での開催にあたって、なかなかその気持ちがうまく伝えられなくて、自分の能力不足を痛感しました。でも、今回、来場いただいた多くの市民のみなさんが、感動していただいたことで、次の開催では実行委員会の大きな力となってくれることでしょう。

 「地球のステージ」を見せていただくたびに、今の自分の生き方を考えさせられる。そして、何よりも、自分の生き方を考えることのできる余裕のある世界に、自分は生きているんだと。

投稿者 boss_blog : 22:48 | コメント (0)

2007年03月19日

「地球のステージ」開催せまる!! NO.206

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 今日は、箕曲小学校の卒業式に出席。6年生37名が巣立っていった。少し、珍しいなと思ったのは、写真のように、前方のステージにひな壇を組み、卒業生が前に並んだこと。まるでおひな様飾りのように。でも、卒業生の顔がよく見えてよかった。卒業生を見送る担任の先生がワタシの同級生だった。涙ぐんで抱きつく卒業生もいたりして、教師冥利につきる最高の日になったのでは。同級生が、プロフェッショナルな教師として活躍しているのは、なんとなくうれしい気がした。

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ふとステージの看板を見上げたら、第119回卒業式と。119回!? ちょっと驚きです。

 以前から、何度かお知らせしている「地球のステージ」の開催がせまってきました。チケットの販売も行っていますので、ここに実行委員会の案内文を掲載します(もちワタシも実行委員会のメンバーです)。「地球のステージ」については、名張での開催のおもいをブログNO.1(06.7.1)と NO.158(07.1.20)に綴ってきましたが、いかんせん、宣伝不足がたたっていまして、チケットが売れていません。大ピンチ!! ご覧をいただければ感動‘間違い無し’のすばらしい公演なのですが、十分伝えきれていないのが残念です。m(_)m 不徳の致すところ。ブログをお読みくださっている皆様、ぜひ、ご来場を!!心よりお待ちしております。


「地球のステージ」開催のご案内


 わたしたち「地球のステージ」名張実行委員会は、来る3月24日(土)に、貧困・紛争地域の子どもたちの映像コンサートを全国各地で続けている医師、桑山紀彦さんを名張に迎え、桑山さん自身が主催される非営利コンサート「地球のステージ」を開催いたします。

 桑山さんは、山形県で精神科の医師として診療活動を行う一方、国際医療救援活動に従事し、世界56カ国を歩いてきました。訪れた地で撮りためた映像やスライドを大画面に映し出し、自らの語りや自作の歌を重ね合わせ、ステージを構成します。紛争地や貧困の地の子どもたちの明るくたくましく生きる姿を映しだしながら、「世界のどこかで、こうして生きている子どもたちがいることを知ってほしい」と訴えています。

 学校での公演が8割を占めるそうですが、今回は、市民を対象に名張産業振興センター・アスピアを会場としています。出来る限り多くの方に観ていただきたく、ご案内をさせていただいております。特に、親子での鑑賞をお勧めしております。ぜひ、ご来場くださいませ。


◎日 時     2007年3月24日(土)午後1時 開演
◎会 場     名張産業振興センター・アスピア
◎入場料     一人500円
◎チケット取扱  ブックスアルデ本店・近鉄店・リバーナ店、前田文具、名張市観光協会
◎主催者     「地球のステージ」名張実行委員会


「地球のステージ」名張実行委員会  代 表  大 野 信 育

投稿者 boss_blog : 21:53 | コメント (0)

2007年02月09日

「ワールド ピース ナウ in ナバリ」開催! NO.175

 こうサボりが頻繁に続きますと、弁明もだんだんいい加減になってしまいそう。昨日は所用が重なり更新できませんでした。ごめんなさい! m(_)m

 選挙関係の諸々準備で時間が以前にも増して思うようになりません。
ネコの手も借りたい↓

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 明日10日(土)は、午後1時から青少年センターで、三重県教職員組合名張支部主催の「ワールド ピース ナウ in ナバリ〜平和コンサート2007〜」が行われる。安倍政権が誕生して以来、教育基本法の改悪や憲法改正論議など、国家主義的な論調が大手を振ってまかりとおる、危険な流れが生まれつつあることに危機を感じる今日このごろ。そんな中で開催をされる「ワールド ピース ナウ inなばり」は、平和を希求するわたしたちの思いを多くのみなさんと共有できる貴重な平和コンサートだ。

 わたしたち日本人が経験をした悲惨な戦争体験を決して風化させることなく、次世代に引き継ぎ、平和を愛し守り抜く心を未来につなげていかなくてはならないと思う。この催しが、こうした思いを広げていく契機となってほしい。ちなみに、午後2時ころからは、ワタシの父が、戦争体験者の一人としてステージ上でインタビューを受ける予定。時間をやりくりして、ワタシも伺わせていただくつもりだ。沖縄舞踊や二胡の演奏、劇や歌など大人から子どもまで楽しめる催し(入場無料)でもあるので、是非、気軽にご来場を!

投稿者 boss_blog : 23:04 | コメント (2)

2007年01月20日

そこで、お願いですが・・・  NO.158

 きのうは、ホント疲れました。でも、行き帰りの車内でいつものごとく、随分と仕事の整理ができた。ほかにする事がないし、話し掛けられることもなく、来客もなく、おまけに新幹線は携帯が繋がらない。仕事の整理には最適で、長時間集中できるイイ空間だ。

 道中の耳の友は、久ぶりに一青窈の「一青想」。うん?洋楽マニアではなかった?いやいや、洋楽だけではないんですぅ、聴くんですよ、ちゃんと和モノもねえ。もちろん、特定のアーティストに限りますが。どういうアーティスト?そうねえ、なんか聴いてて、どっか魂にひっかかるところがある人、ですか。うまく表現できませんが、そんなモノサシでしょうか。一青窈は、妙にひっかかります、聴いてて。

 中でも、「ハナミズキ」は名曲です。知っている人も多いはず。初めて聴いたのは、一青窈自身ではなく、カラオケでワタシの子どもから聴かされた。十八番だそうで。確かに、モノマネとしても十分イケている。まっ、それはともかく、この曲は名曲であると同時に、ワタシにとっては迷曲でもあった。一青窈の作詞は、なかなか難解なものが多い。特に、この曲は何度聴いても意味が不明な部分が多い。

 ネットを探れば、やはりワタシと同じように悩んでいた人が多かったのに気付かされる。歌詞中の‘キミ’と‘ボク’の関係がよくつかめない上、‘キミの好きな人’まで登場する。性別も不明。「ひょっとして、三角関係の歌!?」「二番手の片思い!?」なんて、小生と同レベルの読解力しかない人もいて、ちょい安心。でも、さすがネット上には、物知りな方が多い。次のようなことが、“明るみ”に!

 一青窈自身のコメントによると、この歌はアメリカの9.11のテロに衝撃を受けてつくったものらしい。ここまでは間違いないようだ。あとは、事実とも想像ともわからない話がいくつか。実際に一青窈が、このテロで友人をなくしているだとか、亡くなった友人は男性で、残された幼い自分の娘へのおもいを想像して書いたのだとか、テロで亡くなった兄弟の話だとか、いろいろ。ハナミズキが、日米親善の証しの木であるのも、何か意味があるのかも。

 当の作者があまり多くを語らないので、わからない部分の方が多い。でも、それがまた、いろいろと聴く側の想像力を膨らませる。「テロ」「命」「反戦」「家族」「平和」「愛」いろんなことを想像しながら、あらためて曲を聴くと泣けてしまった(どうも最近とみに涙腺が弱い。トシのせい?)。

 でも、泣いている場合ではなくて、政治に携わるものとして、やらなきゃならないことがある。人が人の命を奪うようなことがあり続ける世の中は何としてでも終わりにしたい。ブログNO.1(06.7.1)に書いた「地球のステージ」の公演日が迫っている。紛争や災害で傷ついている世界の子どもたちの様子を自作の歌と映像で訴え続けている桑山さんのステージを、ぜひ、多くの市民のみなさんに、できれば、数多くの中学生や高校生のみなさんに見てほしい。3月24日の午後1時〜。アスピアの1階で開催します。

 そこで、お願いですが・・・実行委員会の人手が圧倒的に足りません。まだ、宣伝すら出来ていません。(桑山さんのスケジュールがタイトで、この日しかとれませんでした。自分の選挙も近いのに、ちょい無謀でしたと反省 m(_)m でも、今、子どもたちに見て欲しいという思いも強かったものですから)。
NO.1(06.7.1)のブログを読んでいただいて、もし「手伝ってやろう」とおっしゃっていただく方がいらっしゃれば、ぜひ、メールをください。よろしくお願いします!!

投稿者 boss_blog : 23:00 | コメント (0)

2006年11月06日

拝啓 湯川様・・・       NO.98

 今日はいつものごとく、いっこうに減る気配のない山積みの事務処理に追われた。夜は、商工会議所の主催で、秋の恒例行事となっている“アスピア・ディナーショー”に出席。例年、来賓は夫婦で出席をするのが慣例となっているので、今年も妻同伴で出掛けた。「夫婦で出掛けるのって、こんな時しかないよね」と、隣の席に掛けた妻の厳し〜いお言葉。しかも、思い起こせば、去年もここで同じセリフを聞かされたような・・・。すみません! m(_)m いつかこの埋め合わせは・・・

asupia show.jpg

今年は、モーツアルト生誕250年の記念すべき年だそうな。故に今回のテーマは、モーツアルトを中心にクラシック風の演奏、そしてウィーン風のお料理という趣向でした。十分に堪能させていただきました。ご準備いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。


 さて、酔いさまし?にボス(事務所)で仕事をしながら、テレビを見ていると、NHKスペシャルで「ラストメッセージ・湯川秀樹 核なき世界へ」という番組をやっていた。かの有名な物理学者、ノーベル物理学賞を受賞した日本が誇る科学者だ。その湯川氏が、晩年、核兵器廃絶を訴えて活動されている様子を残された映像等を通して番組は紹介していた。自称?平和運動家として自負しているワタシですが、正直というか失礼な話、この番組を見るまで、湯川氏のそうした活動はあまり知らなかった。

 晩年、ガンに冒されながらも、自らの命を削ってまで、世界の科学者に核廃絶を、あきらめることなく訴え続けていた氏の姿に心打たれる思いがした。今、わたしたちは、身近に核の恐怖を感じている。北朝鮮の核実験と核保有は、大きな脅威となっている。テレビや新聞では、連日、政治家や評論家の日本の核武装の是非についての議論が注目を浴びている。そんな中での、このNHKスペシャルの放送は、非常にタイムリーで、わたしたちに冷静な思考を呼びかけているように思えた。

 「人類は核兵器と共存はできない。核は絶対悪である。そして、科学者の責任として核を世界から廃絶しなくてはならない」という氏の信念は、氏が生きた時代よりさらに多くの核に囲まれて生きているわたしたちに、今も勇気と力を与えてくれる気がする。わたしたちは、自分たちの力で容易に変えることができない対象物に対して、それを‘必要悪’として現実的に受け入れようとしてしまうことがある。核抑止論は、まさにその典型だ。しかし、そうした考え方は、いずれ人類の破滅をもたらす、故に核は絶対悪だと言い切る湯川氏の言葉は、わたしたちが進むべき方向を指し示してくれているように思う。そして、「あきらめずに声をあげ続ける」ことを。

 核保有国      アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン
 核保有の可能性  イスラエル、イラン、北朝鮮 ほか
 世界の核兵器数  27,000〜30,000発

 さて、みなさんは、どう考えますか?


PS: まあ、そもそも、人が人を殺すためだけに使う道具をつくっているということ自体、おかしいんですが・・・。国家として、安全保障をどう考えるかなんて議論になると、そんなことは何故かどこかへいってしまうのです。これが不思議・・・

投稿者 boss_blog : 22:05 | コメント (0)

2006年09月21日

帝国の逆襲!?

 明日から議会が始まる。間は、いくつか空くとしても、おおよそ3月末くらいまではカナリ立てこんでくる。自分の選挙準備もしなくてはと考えると、ちょいとキツイねえ〜。まあ、がんばるっぺ。今日は、議会前ということで諸々準備に追われた。

 マスメディアは、安倍新総裁誕生一色だ。小泉さんという、ある種、モンスターの後を受けての総裁だけに、本人もやりにくいだろう。当人のプレッシャーを思うと同情するねえ。そういえば、この間読み終えた安倍さんの書いた「美しい国へ」の感想を書くと約束してた。

 感想?う〜ん、伊藤たかみさんの「八月の路上に捨てる」と違って、こちらの感想は書きやすい。巷での批評、批判どおりではないでしょうかと。ほとんどが、精神論的な話ばかりで中身といって中身らしいものはなかった。ただ、本人のバックグラウンドというか、原点というか、そういう部分はよく知ることができた。

kattejinnja.jpg
※ちょいっとフォトにて一服、勝手神社から見た名張川付近

 彼の祖父は、かの有名な岸信介元首相であり、その祖父が安保闘争や戦犯問題などで、当時のマスコミや反自民勢力から責められ、悪の権化のように罵られてきた、その姿が、彼にとってのある意味、原風景となっている。その時代に打倒すべき対象物とされた自分の祖父の存在、そして、今は、その祖父を打倒しようとしたものたち、そのものたちが持っていた価値観こそが、彼にとって打倒すべき相手なのだと。

 なんか、「美しい国へ」というタイトルとは、ほど遠い、復讐劇?、スターウォーズ「帝国の逆襲」レベル!?・・・。しかし、そんなことよりも気にかかることがある。こんな安倍さんでも、十分に人気はある。そして、それはある意味、日本の、特に若い人たちを中心に価値観が大きく変わろうとしていることを示している。どこかの新聞の論調にもあったが、団塊の世代を中心に、50代〜40代の世代が突き破りたいとブチあたってきた価値観や世界観が、今度は、次世代にとっては、守るべき価値観、世界観になってきている。50代〜40代は、すでに若者にとって、打ち破られるべき体制側になってしまったのか・・・。

 ナショナリズムや歴史観、平和のあり方や教育のあり方など、今一度、日本人一人ひとりが、逃げずにきちんと議論しあうことが必要かと。ムードだけで流れていく、流されていくことだけは避けたいと思う、今日このごろ・・・。

 

投稿者 boss_blog : 22:32 | コメント (0)

2006年08月15日

終戦記念日です・・・

 12・13・14日はブログのお盆休みをさせてもらった。まあ、単なる、いつものサボタージュですが。

 今日、8月15日は終戦記念日です。自分たちが今、平和な日本の社会に生きていること、世界では、まだ戦争で苦しんでいる多くの人たちがいること、どうすれば戦争のない平和な世界をつくることができるのかということ、そんなことを静かに手を合わせ考えたい。

 と、思いきや、なんと騒がしい一日か。早朝の小泉さんの靖国参拝に始まり、テレビの報道ラッシュ、そして夕方の加藤議員の自宅全焼事件までと騒々しい一日となった。何か、世の中、違った方向に流れているように感じるのは、ワタシの考え違いか。国家も人間も同じで、周りに対して強くみせたいと思うのが常。でも、本当は、どれだけ周りにやさしくなれるか、ということの方がズットずっと大切なはずなのに。
困ったもんです。

 平和活動は、ワタシのライフワーク。昨年は、戦後60年の節目の年ということで、第3回定例会において平和希求の施策について質問した。もちろん、父の戦争体験の話しも交えての内容とし、戦争体験を風化させることなく、次世代に引き継いでいくために、平和祈念館の創設を訴えた。興味のある方は、動画記録、もしくは会議録を是非見てほしい。

 先日、父が取材を受けたライブドアニュースのパブリック・ジャーナリスト、長戸さんの記事がネットニュースに掲載をされている。リンクをはっておくので、こちらも興味のある方は是非ご覧を(ネットに掲載の期間が過ぎれば見れません。あしからず!) ※戦艦大和の生存者に聞く ※続・戦艦大和の生存者に聞く続・続戦艦大和の生存者に聞く

投稿者 boss_blog : 23:00 | コメント (0)

2006年08月10日

ライブドアの取材!?

今日は、私事ですが、父の取材にライブドアニュースのパブリック・ジャーナリスト、長戸稔さんが名張に来られたので、案内をした。長戸さんとは、ついこの間知り合ったばかりだ。(ライブドアといえばホリエモン!初めてお聞きした時は構えてしまった。がしかし、ライブドアは経営者もかわっているし、何よりネットニュースはきちんとした報道機関と見受けた)。6月の定例会での一般質問でワタシが、知事が開いている「みえの舞台づくり百人委員会」の問題点について質問した時、「全く同感!」とご連絡をいただき、お会いすることとなった(ちなみに、長戸さんも同委員会の委員をされている)。いろいろ意見交換をさせていただいた中で、平和についての執筆活動もされているということから、父の話になり、取材という運びになった。

 父は、今、数少なくなった戦争体験者で、戦艦大和の生き残りの一人だ。18歳で志願して海軍に入り、その後、20歳の時に戦艦大和の乗艦員となり、沖縄海戦に出撃、大和は沈没し、父は九死に一生を得て帰ってきた。戦後61年が過ぎ、今年82歳になるが、お陰さまで今も元気にさせてもらっている。昨年は、戦後60年という節目の年であり、また、映画「男たちの大和」が封切られるなど注目を浴びることが多く、父は多くのテレビや新聞の取材を受けた。その余波が今年も続いている。(今月の市広報の表紙にも出ている、ワタシよりも有名人か・・・(;_;) 今回の取材は、長戸さんの取材のお手伝いをされている今井緑さん、三重大学地域開発研究機構のスタッフ田中愛さん、そして、その助手を務めている三重大学の学生、真野さんが、長戸さんと一緒に来られた。
 
 親子であるが故に、かえって今まで、あまり面と向かって、父から戦争体験を聴くというがなかったワタシにとっては、何となく面はゆい時間だった。今日から、ボス(北川事務所)にインターンシップとして来てくれた三重大の松本和樹くんも連れてきて、一緒に話を聞いてもらった。「こんな貴重な体験談を生で聴かせてもらえるとは思わなかった。充実した時間でした」と言ってくれた。戦争体験の風化が叫ばれる中、若い人たちにこういう話を聞いてもらえて、よかったと思う。どう伝わったかまでは、わからないけれど、戦争の怖さや辛さ、悲しみをほんの少しでも感じてもらえればいいと思う。おやじ、ありがとう。

投稿者 boss_blog : 22:52 | コメント (0)

2006年07月01日

「地球のステージ」を見て

 今日は、以前から、ぜひ名張に呼びたいと思っている桑山紀彦さんの「地球のステージ」を大阪国際交流センターまで、見に行ってきました。桑山さんを知ったのは昨年秋の朝日新聞、「紛争・貧困の地の子どもの映像コンサートを続ける医師」という見出しで、いわゆる人物欄に紹介がありました。国際ボランティアに従事し、その活動内容を講演する人たちはたくさんいますが、現地の子どもたちの様子をビデオやスライドに撮影・編集し、そこに、自作自演の歌を重ねて、ライブ・コンサート形式で平和や自由を訴えるというその特異な手法に、すごく興味が惹かれました。先方の事務局の方と、地元名張での開催について何度かやり取りしている中で、大阪に来ることがわかり、友人と見て来ました。

 約2時間半のステージでしたが、誇張や脚色のない、事実だけを伝える映像やスライドと、桑山さんが現地で出会ったたくさんの人々の思いを込めた自作の歌に、圧倒され続け、感動で胸がふるえ続ける数時間でした。紛争や地震によって破壊され、がれきと化した街の中に遊ぶ、不思議な透明感のある子どもたち、彼らの無邪気な笑顔が印象に残る一方、自分はこの日本で何をやっているんだろう、もっともっとやるべき事があるのにと、恥ずかしくもなりました。

 しかし、ステージの最後に桑山さんが話された、「自分のステージを見ていただいたからといって、傷ついた世界の子どもたちに何か支援をしてほしい、お金を集めてほしいということではありません。世界のあちこちで、今も、紛争や災害で傷ついている子どもたちがいるということを知ってほしいだけです。そして、ステージを見てくれた日本のみなさんが、元気を取り戻して生きてくれれば、それでいいんです」という言葉に、自分のやるべきことが見えたような気がしました。

 また、桑山さんは、今日、ジャワの被災地の支援活動から帰国、飛行機で関空に着いたすぐのステージと聞き、その気力と体力にも驚かされました。ちなみに、桑山さんは、現役の医師、山形県で実際に週2日、診療を受け持っている精神科の勤務医です。同時に、年間200回ほどのステージをこなし、さらに、その間をぬって海外での国際支援活動を続けています。まさに、超人的!?な活動に、言葉がありません。あまりの過密、過酷なスケジュールに、ステージを依頼するのも、申し訳ないような気になってしまいましたが、名張の市民のみなさんに、特に、中学生や高校生のみなさんに、ぜひ彼のステージを見てもらいたいと思い、お願いしたところ、少し先になりますが、来年の3月24日・土曜日(あくまでも予定です)に実現する運びとなりました。 

 主催は、「ライブえ〜ど・ピースえ〜ど実行委員会」にお願いしますが、会場は未定です。詳細が決まり次第、お知らせしたいと思います。桑山さんの活動について、詳しく知りたい方は、ネットで「地球のステージ」を探してもらえれば見つかります。
わたしの稚拙な感想より、よく伝わるかと・・・

投稿者 boss_blog : 23:18 | コメント (0)